今年の最後に、
20万部突破という話題の経済書、
『資本主義の終焉と歴史の危機』
を読んでみました。
経済書というのは、
ふだん読む機会が少ないのですが、
この新書には、
値段をはるかに超えて教えられました。
内容は簡単ではありませんが、
文体がフレンドリーで、
段階を追って説明してくれるので、
ついていくことができました。
構成も、(吉本隆明的に)らせん状に組まれているので、
適度な復習もあります。
(ただ、素人のわたしには、
そこをもう少し、という部分も、
いくつかありましたが、
それはわたしの勉強不足のせいでしょう。)
年の終わりに、いい本を読みました。
というわけで、今年も暮れてゆきます。
ただ教員稼業としては、
年明けのレポートをネット上で指示したり、
年明けの試験問題を作ったり、
年明けの収録の準備をしたりと、
ここで切れている感じはほとんどないんですが、
まあ、それはそれとして。
どうぞ、よい年をお迎えください。
"La vraie générosité envers l'avenir consiste à tout donner au présent."
Albert Camus
2014年12月28日日曜日
『フラ語動詞』(CD付き・改訂版)
先日、春に改訂版を予定、
と書きましたが、
なんと、もうアマゾンで予約開始していました。
(はやくね?)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E8%AA%9E%E5%8B%95%E8%A9%9E%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%97%E3%82%89-CD%E4%BB%98%E3%83%BB%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-%E6%B8%85%E5%B2%A1-%E6%99%BA%E6%AF%94%E5%8F%A4/dp/4560086869/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1419753296&sr=1-1&keywords=%E3%83%95%E3%83%A9%E8%AA%9E%E5%8B%95%E8%A9%9E
2 / 27 日、発売です。
今度はCD付きです。
われらがレナさんが、
声の出演をしてくれることになってます。
でも、まだできてません。
がんばります!!
と書きましたが、
なんと、もうアマゾンで予約開始していました。
(はやくね?)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E8%AA%9E%E5%8B%95%E8%A9%9E%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%97%E3%82%89-CD%E4%BB%98%E3%83%BB%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-%E6%B8%85%E5%B2%A1-%E6%99%BA%E6%AF%94%E5%8F%A4/dp/4560086869/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1419753296&sr=1-1&keywords=%E3%83%95%E3%83%A9%E8%AA%9E%E5%8B%95%E8%A9%9E
2 / 27 日、発売です。
今度はCD付きです。
われらがレナさんが、
声の出演をしてくれることになってます。
でも、まだできてません。
がんばります!!
2014年12月26日金曜日
『寄り道ふらふら外国語』
今や日本を代表する語学の達人となった、
黒田龍之助先生。
(とはいえ、わたしの周囲では、みんな
「龍ちゃん」
と呼んでいますが。)
その龍ちゃん新刊が、これです。
『寄り道ふらふら外国語』(白水社)
おお、まずタイトルが素晴らしいですね。
そして中身は、
おお、ヨーロッパ4言語に寄り道だと。
しかもそこにはフランス語も混じっています。
これは読んでみないと!
というわけで、さっき、
待ちきれず第1章「ふらふらフランス語」を読んでみました。
Mmm、さすが、おもしろい。
知的に興味をそそるのはもちろん、
学習者には励ましにも、ヒントにもなり、
それになんだか、エッセイとしての技にも、
磨きがかかってきているような。
しかもそのうまさが、巧みに隠されていて……。
とにかく、
フランス語をはじめヨーロッパ言語をかじっているわたしたちには、
まちがいなくおもしろい一冊です。
もちろん、これからやってみようかな、という方にも。
わたしには、とてもいいクリスマス・プレゼントでした。
追記:その後すぐに全体を通読。
おもしろかった~!
2014年12月25日木曜日
2014年12月24日水曜日
『サンバ』
明後日26日から、
『サンバ』が公開されます。
http://samba.gaga.ne.jp/cast/
まあ、オマール・シーだし、
オリヴィエ・ナカシュ
(『きらきらしてる』のジェラルディン・ナカシュの兄。
彼らはユダヤ人の兄妹です。)
だし、
きっと面白いんだろうと期待しています!
見に行くつもりです。
そして……
この映画には、タハール・ラヒムも出ています。
印象に残る俳優だと思います。
ここで触れた映画の中では、
これとこれで、主役を演じていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/09/les-hommes-libres.html
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/blog-post_5304.html
どちらも、彼の印象は鮮やかでした。
今回は実は、
むしろラヒム青年に注目しています。
彼が、あのロウ・イエ監督と組んだ
『パリ、ただよう花』
のDVDも、3月に日本版が出るようです。
『サンバ』が公開されます。
http://samba.gaga.ne.jp/cast/
まあ、オマール・シーだし、
オリヴィエ・ナカシュ
(『きらきらしてる』のジェラルディン・ナカシュの兄。
彼らはユダヤ人の兄妹です。)
だし、
きっと面白いんだろうと期待しています!
見に行くつもりです。
そして……
この映画には、タハール・ラヒムも出ています。
印象に残る俳優だと思います。
ここで触れた映画の中では、
これとこれで、主役を演じていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/09/les-hommes-libres.html
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/blog-post_5304.html
どちらも、彼の印象は鮮やかでした。
今回は実は、
むしろラヒム青年に注目しています。
彼が、あのロウ・イエ監督と組んだ
『パリ、ただよう花』
のDVDも、3月に日本版が出るようです。
2014年12月23日火曜日
レポート
毎週月曜日は、
25~50本のレポートを読みます。
そしてそれらに、短くコメントを付けるのですが、
この課題を出した授業については、
このレポート読みの時間が、
実質的なじゅぎょうという感じ。
というのも、それらの授業は映画関係なので、
ほんとの授業中の大半は、
映画を見てコメントしているだけだからです。
ただ今週は、授業がないので、
レポート読みは2日に分けてやりました。
半期の間に、
ずいぶんよくなった学生もいれば、
デキにむらがある学生も、
なかなかレポートの意図が伝わらない学生もいます。
逆に、理工学部の学生ですが、
文学部の平均的学生よりはるかに文系的センスのある学生もいます。
でもまあ、とにかく、
(彼らがどう答えるかはわかりませんが)
この15回の授業を受けるのと受けないのとでは、
チガイがあるはずだと(わたしは)思っています。
できれば半期15回ではなく、
通年30回あれば、もっともっと濃くなるのはたしかなんですが、
現実的にはそれは難しいでしょう。
(学生数と教員数を考えると、
少人数で1 年間、では、
授業を受けられない学生が多くなりすぎるわけです。)
でも、
大学という場所は、
やっぱり好きです。
25~50本のレポートを読みます。
そしてそれらに、短くコメントを付けるのですが、
この課題を出した授業については、
このレポート読みの時間が、
実質的なじゅぎょうという感じ。
というのも、それらの授業は映画関係なので、
ほんとの授業中の大半は、
映画を見てコメントしているだけだからです。
ただ今週は、授業がないので、
レポート読みは2日に分けてやりました。
半期の間に、
ずいぶんよくなった学生もいれば、
デキにむらがある学生も、
なかなかレポートの意図が伝わらない学生もいます。
逆に、理工学部の学生ですが、
文学部の平均的学生よりはるかに文系的センスのある学生もいます。
でもまあ、とにかく、
(彼らがどう答えるかはわかりませんが)
この15回の授業を受けるのと受けないのとでは、
チガイがあるはずだと(わたしは)思っています。
できれば半期15回ではなく、
通年30回あれば、もっともっと濃くなるのはたしかなんですが、
現実的にはそれは難しいでしょう。
(学生数と教員数を考えると、
少人数で1 年間、では、
授業を受けられない学生が多くなりすぎるわけです。)
でも、
大学という場所は、
やっぱり好きです。
2014年12月21日日曜日
渋谷へ
今日は応用編の収録で、
渋谷に行く予定だったのですが、
朝目覚めた瞬間、
またしても頭痛が!
クソ~、と思いつつ起き上がり、
でも、昨日の偏頭痛とはちがって、
今日は頭全体が締め付けられる系の、
わたしの中では「孫悟空の頭の輪」
(「緊箍児(きんこじ)」というらしいですが)
と呼んでいるタイプです。
偏頭痛もイヤですが、
こっちはもっとイヤ。
しかも悪いことに、
昨日3回も頭痛薬を飲んだせいでしょう、
まさかの吐き気も!
でもなんとか、
リンゴとパンを胃に押し込んで、
なるべくなにも考えないようにして駅へ向かいます。
そして、
井の頭線に乗っていたとき、
車内が暑くて、ほんとに気分が悪くなって……。
でも吐かないというのは感じていましたから、
なんとかこらえて渋谷到着。
(このとき隣には、
小さな女の子を連れた若い夫婦が。
子供が
「次、キディランド?」
と繰り返し聞いています。
そうか、プレゼントを買ってもらうんだね。
いいね!)
寒風の中歩き始めると、
少しすっきりしてきます。
で、自販機であったかい飲み物を買って飲んで、
するとだんだん落ち着いてきて……
で結局、なんとか無事収録は終えることができました。
ほんと、よかった!
みなさんも、風邪にはご用心!
渋谷に行く予定だったのですが、
朝目覚めた瞬間、
またしても頭痛が!
クソ~、と思いつつ起き上がり、
でも、昨日の偏頭痛とはちがって、
今日は頭全体が締め付けられる系の、
わたしの中では「孫悟空の頭の輪」
(「緊箍児(きんこじ)」というらしいですが)
と呼んでいるタイプです。
偏頭痛もイヤですが、
こっちはもっとイヤ。
しかも悪いことに、
昨日3回も頭痛薬を飲んだせいでしょう、
まさかの吐き気も!
でもなんとか、
リンゴとパンを胃に押し込んで、
なるべくなにも考えないようにして駅へ向かいます。
そして、
井の頭線に乗っていたとき、
車内が暑くて、ほんとに気分が悪くなって……。
でも吐かないというのは感じていましたから、
なんとかこらえて渋谷到着。
(このとき隣には、
小さな女の子を連れた若い夫婦が。
子供が
「次、キディランド?」
と繰り返し聞いています。
そうか、プレゼントを買ってもらうんだね。
いいね!)
寒風の中歩き始めると、
少しすっきりしてきます。
で、自販機であったかい飲み物を買って飲んで、
するとだんだん落ち着いてきて……
で結局、なんとか無事収録は終えることができました。
ほんと、よかった!
みなさんも、風邪にはご用心!
2014年12月20日土曜日
風邪の終わりに
昨日は、
わたしにとっての今年最後の授業があり、
リバティアカデミー講座もまた、
年内最終授業でした。
こちらの講座は、
生徒さんが10数人ほどなので、
もう名前も覚えてしまって、
けっこう仲良しです。
みんな、勉強するのが好きなもの同士だし。
このリバティーアカデミーは、
お茶の水が本拠地なのですが、
去年から、わが生田でも開講することになり、
生田常駐の教員であるわたしたちが動員されているわけですが、
楽しい講座なので、
担当させてもらってよかったです。
お茶の水だと、
ただ授業をやって終わりなんですが、
生田だと、多少とも自由になるスペースがあり、
融通が利くのもいいです。
風邪は、
おかげさまでほぼ終わりなんですが、
今日は、風邪終わり恒例の頭痛が、
朝から今まで断続的に続いています。
(さっき、3回目のタイレノールを飲みましたが……)
明日は収録があるので、
なんとか治ってくれますように!
(でもまあ、治らなくても、収録は決行します。)
わたしにとっての今年最後の授業があり、
リバティアカデミー講座もまた、
年内最終授業でした。
こちらの講座は、
生徒さんが10数人ほどなので、
もう名前も覚えてしまって、
けっこう仲良しです。
みんな、勉強するのが好きなもの同士だし。
このリバティーアカデミーは、
お茶の水が本拠地なのですが、
去年から、わが生田でも開講することになり、
生田常駐の教員であるわたしたちが動員されているわけですが、
楽しい講座なので、
担当させてもらってよかったです。
お茶の水だと、
ただ授業をやって終わりなんですが、
生田だと、多少とも自由になるスペースがあり、
融通が利くのもいいです。
風邪は、
おかげさまでほぼ終わりなんですが、
今日は、風邪終わり恒例の頭痛が、
朝から今まで断続的に続いています。
(さっき、3回目のタイレノールを飲みましたが……)
明日は収録があるので、
なんとか治ってくれますように!
(でもまあ、治らなくても、収録は決行します。)
2014年12月18日木曜日
2014年12月17日水曜日
retweet 選挙後
retweet します。
**********************************************
共同通信調査。改憲賛成35.6%、反対50.6%、
アベノミクスで景気よくなる27.3%、よくなると思わない62.8%、
安保政策支持33.6%、不支持55.1%
と、
争点はいずれも反安倍だが、
内閣支持率は46.9%、不支持が45.3で拮抗。
あらためて国民は何を選択したのかとおもう。
各論は自公の政策を支持しないが、
変化は望まないというあたりが妥当な分析になる。
不景気な年末のこの時期、
激変は望まないというのは人情としてはよくわかる。
有権者は、消費者として政治的混乱を避けた。
ただ、争点の背後隠された改憲や、
安全保障の危険性、
安倍首相の政治手法そのものの危険性に対して、
低く見積もりすぎていると私は思う。
海外メディアの敏感な反応と比べても、
それは際立っている。
平川克美
**********************************************
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共同通信調査。改憲賛成35.6%、反対50.6%、
アベノミクスで景気よくなる27.3%、よくなると思わない62.8%、
安保政策支持33.6%、不支持55.1%
と、
争点はいずれも反安倍だが、
内閣支持率は46.9%、不支持が45.3で拮抗。
あらためて国民は何を選択したのかとおもう。
各論は自公の政策を支持しないが、
変化は望まないというあたりが妥当な分析になる。
不景気な年末のこの時期、
激変は望まないというのは人情としてはよくわかる。
有権者は、消費者として政治的混乱を避けた。
ただ、争点の背後隠された改憲や、
安全保障の危険性、
安倍首相の政治手法そのものの危険性に対して、
低く見積もりすぎていると私は思う。
海外メディアの敏感な反応と比べても、
それは際立っている。
平川克美
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『裏切りの闇で眠れ』
この押し迫った12月半ば過ぎ、
風邪をひいてしまったようです。
今日の授業は、なんとか(コンタック600で)乗り切りましたが。
週末の収録までには直さないと。
今日は、『裏切りの闇で眠れ』を見てみました。
(それにしても、これら一連(?)のフレンチ・フィルム・ノワールの邦題、
紛らわしいにもホドがある! 気がします。
わざとなんでしょうが、
これでは、作品の印象がぼやけるだけだと思います。)
主役は、一応、ブノワ・マジメルなんでしょう。
彼は、たぶん多くの人が感じるように、
往年のアラン・ドロンにも、
往年のロバート・デ・ニーロにも似ていて、
なかなか美しいのですが、
今回の役どころは、
いまいち影の深さが足りないようでした。
(これは彼のせいじゃなく、
監督や脚本のせいですが。)
といっても、十分見てはいられるんですが。
彼の相棒を演じているのは、
オリヴィエ・マルシャル。
彼は監督をすることもあるわけですが、
中で好きだったのは、この Les Lyonnais。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/06/les-lyonnais.html
あんまり好きじゃないのもありましたが。
この二人組が、
いわば、暴力の二面を象っているわけです。
冷酷で醒めた暴力と、
残酷で熱い暴力。
ちなみに、ブノワ・マジメル演じるフランクの部屋からは、
デファンスらしい眺めが広がっていました。
風邪をひいてしまったようです。
今日の授業は、なんとか(コンタック600で)乗り切りましたが。
週末の収録までには直さないと。
今日は、『裏切りの闇で眠れ』を見てみました。
(それにしても、これら一連(?)のフレンチ・フィルム・ノワールの邦題、
紛らわしいにもホドがある! 気がします。
わざとなんでしょうが、
これでは、作品の印象がぼやけるだけだと思います。)
主役は、一応、ブノワ・マジメルなんでしょう。
彼は、たぶん多くの人が感じるように、
往年のアラン・ドロンにも、
往年のロバート・デ・ニーロにも似ていて、
なかなか美しいのですが、
今回の役どころは、
いまいち影の深さが足りないようでした。
(これは彼のせいじゃなく、
監督や脚本のせいですが。)
といっても、十分見てはいられるんですが。
彼の相棒を演じているのは、
オリヴィエ・マルシャル。
彼は監督をすることもあるわけですが、
中で好きだったのは、この Les Lyonnais。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/06/les-lyonnais.html
あんまり好きじゃないのもありましたが。
この二人組が、
いわば、暴力の二面を象っているわけです。
冷酷で醒めた暴力と、
残酷で熱い暴力。
ちなみに、ブノワ・マジメル演じるフランクの部屋からは、
デファンスらしい眺めが広がっていました。
2014年12月14日日曜日
ロミオたち、ジュリエットたち
Abd al Malik が、グレコをフィーチャーした Roméo et Juliette は
大好きな曲の1つです。
https://www.youtube.com/watch?v=c_d-JdXrKuE
そして、Grand Corps Malade の、
Roméo kiffe Juliette
もいい曲だなあ、と思っていたんですが、
ふと気づくと、
YouTube では、すぐ近くに並んでいました。
https://www.youtube.com/watch?v=RcxRMikZrbY
調べていないんですが、
この2曲、関連があるということなんでしょうか。
調べてみる価値がありそうです。
*kiffer=aimer です。
大好きな曲の1つです。
https://www.youtube.com/watch?v=c_d-JdXrKuE
そして、Grand Corps Malade の、
Roméo kiffe Juliette
もいい曲だなあ、と思っていたんですが、
ふと気づくと、
YouTube では、すぐ近くに並んでいました。
https://www.youtube.com/watch?v=RcxRMikZrbY
調べていないんですが、
この2曲、関連があるということなんでしょうか。
調べてみる価値がありそうです。
*kiffer=aimer です。
2014年12月11日木曜日
「現代詩手帖・年鑑号」
さてこうして一年も押し詰まってくると、
毎年恒例のお楽しみといえば、
「現代詩手帖・年鑑号」
です。
税込3000円するんですが、
今年の代表作が150篇、
アンケート、
そして多くの論考が掲載されているので、
むしろお安いとも言える気がします。
たしかこの年鑑号については、
去年も、一昨年も、
ここで取り上げた記憶があります。
そして!
わたしにとって予期せぬ喜びだったのは、
詩人にして細胞生物学者という田中庸介さんが、
その年間展望、
「旅と自由とファクチュアルな詩のゆくえ」
という興味深い文章の中で、
『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』にも触れてくださったことです。
紙媒体で言及されたのは、これが初めてです。
実は今日、風呂でこの年鑑号を読んでいて、
突然「スライダー」が目に入ったときは、
思わず本をお湯に落としそうになったのですが、
考えてみれば、
去年年鑑号を読んできたときは、
自分で詩集を出すことなどほとんど考えていなかったので、
不思議と言えばほんとに不思議な感じです。
田中さん、ありがとうございました!
*田中さんが発行人をつとめる詩誌、「妃」です。
http://www.amazon.co.jp/%E8%A9%A9%E8%AA%8C%E3%80%8C%E5%A6%83%E3%80%8D16%E5%8F%B7-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E9%83%A8-%E8%A3%95%E5%97%A3/dp/B00OBGQY90/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1418309074&sr=8-1&keywords=%E5%A6%83%E3%80%80%E5%BA%B8%E4%BB%8B
2014年12月9日火曜日
2014年12月8日月曜日
『もうひとりの息子』
先日、若きマハディ・ザハビが出演している
『もうひとりの息子』
について触れましたが、
今日、見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=mh4TS06P3SM
二つの家族、
一方は、テルアヴィブに住む、
フランス出身の夫婦。
妻は医師、夫は軍人。
子供は二人。
家庭内はフランス語。
もう一方は、パレスチナ西岸地区に住む、アラブ人家族。
夫はエンジニアだが、
今は「占領区」から出られず、自動車修理工をしている。
子供は二人。
もちろんアラビア語。
この二つの家庭の息子が、
湾岸戦争開戦間もないハイファで、
取り違えられる。
それが、前者の家庭の息子が徴兵検査を受けたことがきっかけで、
明らかになってゆく……
彼を含め、
俳優たちはいい演技をしていると思いました。
出演者は
http://www.moviola.jp/son/cast.html
パスカル・エルベは、
Mauvaise Foi で、
(HPの説明は誤りで、彼は主役なのではなく)
主役であるロシュディー・ゼムの(ユダヤ人の)友人役でしたし、
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/mauvaise-foi.html
また、彼の初監督作品も見ました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/09/tete-de-turc.html
彼が出ている作品、もう少し見たいです。
また、ハリファ・ナトゥールは、
これに出ていましたね。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/mauvaise-foi.html
というわけで、
見ている間は、
緊迫感が持続して、
いい場面もいくつかあり、
まったく飽きなかったのですが、
着地地点が、
ちょっとあいまいな気がしました。
むろん、これは着地させなくてもいいタイプの作品かもしれませんが、
そこが惜しかった気がします。
でも、見るに値する映画だと思います。
『もうひとりの息子』
について触れましたが、
今日、見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=mh4TS06P3SM
二つの家族、
一方は、テルアヴィブに住む、
フランス出身の夫婦。
妻は医師、夫は軍人。
子供は二人。
家庭内はフランス語。
もう一方は、パレスチナ西岸地区に住む、アラブ人家族。
夫はエンジニアだが、
今は「占領区」から出られず、自動車修理工をしている。
子供は二人。
もちろんアラビア語。
この二つの家庭の息子が、
湾岸戦争開戦間もないハイファで、
取り違えられる。
それが、前者の家庭の息子が徴兵検査を受けたことがきっかけで、
明らかになってゆく……
彼を含め、
俳優たちはいい演技をしていると思いました。
出演者は
http://www.moviola.jp/son/cast.html
パスカル・エルベは、
Mauvaise Foi で、
(HPの説明は誤りで、彼は主役なのではなく)
主役であるロシュディー・ゼムの(ユダヤ人の)友人役でしたし、
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/mauvaise-foi.html
また、彼の初監督作品も見ました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/09/tete-de-turc.html
彼が出ている作品、もう少し見たいです。
また、ハリファ・ナトゥールは、
これに出ていましたね。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/mauvaise-foi.html
というわけで、
見ている間は、
緊迫感が持続して、
いい場面もいくつかあり、
まったく飽きなかったのですが、
着地地点が、
ちょっとあいまいな気がしました。
むろん、これは着地させなくてもいいタイプの作品かもしれませんが、
そこが惜しかった気がします。
でも、見るに値する映画だと思います。
2014年12月6日土曜日
追悼ミサ
先日帰天されたフロモン先生の追悼ミサが行われ、
わたしも参加してきました。
司式はガラルダ神父だったのですが、
彼も、わたしたちには、
「大好きなガラルダ先生」です。
ガラルダ先生は、
大学1年生のとき、
「倫理学」(?)か何かの授業に出ていたのですが、
1番面白かった。
その授業で、
フロムの『愛からの逃走』を読んだのが、
強く記憶に残っています。
でも、このガラルダ先生と、
フロモン先生が友だちだったなんて、
はじめて知りました。
(でも考えてみたら、お二人とも神父であり、
同じ大学内の宿舎で暮らしていらっしゃったわけなので、
知り合いでないはずもないんですが、
全然考えませんでした。)
かつての同級生たちも、
フロモン先生のために集まってきていました。
彼らと一緒に、フロモン先生にお別れできて、
よかったです。
もちろん、さびしさはありますが。
ガラルダ先生がおっしゃっていた通り、
「不在」になってはじめて、
ああ、もっと話しておけばよかった、
なんて思うんですよね。
わたしも、フロモン先生のお話を、
もっと聞いておけばよかったと思います。
フロモン先生、ありがとうございました。
2014年12月5日金曜日
『サバイビング・モロッコ』
予告編を見て、
楽しみにしていた映画、
『サバイビング・モロッコ』、
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=HUHM-fnGpAw
一言で言うと、ちょっと長い、かな。
一つ一つのショットが、
わたしには長すぎる気がしました。
もちろん、
ワル仲間の一人が、
リンチされているところをあるイスラム・グループに救われ、
その過激な教義に入れ込んでいくあたり、
狂信というものの危うさをうまく表現していたと思いますし、
細々したことにも、
初めて見る習慣などが現れていたので、
それはそれでおもしろかったのですが。
編集を変えれば、
ずっと良くなると思いました。
楽しみにしていた映画、
『サバイビング・モロッコ』、
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=HUHM-fnGpAw
一言で言うと、ちょっと長い、かな。
一つ一つのショットが、
わたしには長すぎる気がしました。
もちろん、
ワル仲間の一人が、
リンチされているところをあるイスラム・グループに救われ、
その過激な教義に入れ込んでいくあたり、
狂信というものの危うさをうまく表現していたと思いますし、
細々したことにも、
初めて見る習慣などが現れていたので、
それはそれでおもしろかったのですが。
編集を変えれば、
ずっと良くなると思いました。
2014年12月4日木曜日
日本語風英字フォント
おもしろい、というか、
これはたしかに「思いつかない」、というか、
そもそも発想がないというか。
http://www.webcreatorbox.com/inspiration/japanese-ish-fonts/
しかも無料なんですね。
これはたしかに「思いつかない」、というか、
そもそも発想がないというか。
http://www.webcreatorbox.com/inspiration/japanese-ish-fonts/
しかも無料なんですね。
Miss Musulmanes
2011年から始まった、「ミス・ムスリマ」。
今年はインドネシアで開催させたようです。
http://madame.lefigaro.fr/societe/jugee-sur-sa-piete-une-tunisienne-est-sacree-miss-monde-musulmane-241114-82752
もちろん水着審査などはなく、
全員ヘジャブ着用。
(応募書類には、あなたがヘジャブをつける理由、
を書く欄があるようです。)
そして賞品は、金の時計とメッカへの巡礼の旅。
今回優勝したチュニジアの女性(25歳)は、
優勝の挨拶として、こう語ったそうです。
« Puisse Allah tout-puissant m'aider dans cette mission
et libérer la Palestine, s'il vous plaît, s'il vous plaît,
libérez la Palestine et le peuple syrien »
今年はインドネシアで開催させたようです。
http://madame.lefigaro.fr/societe/jugee-sur-sa-piete-une-tunisienne-est-sacree-miss-monde-musulmane-241114-82752
もちろん水着審査などはなく、
全員ヘジャブ着用。
(応募書類には、あなたがヘジャブをつける理由、
を書く欄があるようです。)
そして賞品は、金の時計とメッカへの巡礼の旅。
今回優勝したチュニジアの女性(25歳)は、
優勝の挨拶として、こう語ったそうです。
« Puisse Allah tout-puissant m'aider dans cette mission
et libérer la Palestine, s'il vous plaît, s'il vous plaît,
libérez la Palestine et le peuple syrien »
2014年11月30日日曜日
revenant
ほんとうに党首になってしまったんですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20141130-00000797-fnn-int
どうしても、「社会のクズ」発言は、
忘れられません。
あの『君を想って海をゆく』の中でも、
ほんの数秒ですが、
ザッピングしている途中に彼の演説が挟まり、
この作品を取り巻く状況を映し出していました。
(そのあと彼はやめ、
そして戻ってきつつあるわけですね。)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20141130-00000797-fnn-int
どうしても、「社会のクズ」発言は、
忘れられません。
あの『君を想って海をゆく』の中でも、
ほんの数秒ですが、
ザッピングしている途中に彼の演説が挟まり、
この作品を取り巻く状況を映し出していました。
(そのあと彼はやめ、
そして戻ってきつつあるわけですね。)
アーセナル
昨日は、風呂上りに、
アーセナルvs. WBA を見ていました。
フォワードにはジルーが、
ディフェンダーにはコシルニーが先発出場していました。
(ジルーは、途中相手キーパーをチャージして、
ボールを奪ったものの、
角度のないシュートが枠に行かず……。)
アーセナルには、ドゥビュッシーやサノゴなど、
若いフランス人選手が少なくありません。
フランス・リーグの試合は、
日本ではほとんど見られませんが、
せめてプレミアが見られて、
よかったです。
今は(ドログバが再加入した)チェルシーが独走していますが、
シロウトファンとしては、
やはり混戦を期待します!
アーセナルvs. WBA を見ていました。
フォワードにはジルーが、
ディフェンダーにはコシルニーが先発出場していました。
(ジルーは、途中相手キーパーをチャージして、
ボールを奪ったものの、
角度のないシュートが枠に行かず……。)
アーセナルには、ドゥビュッシーやサノゴなど、
若いフランス人選手が少なくありません。
フランス・リーグの試合は、
日本ではほとんど見られませんが、
せめてプレミアが見られて、
よかったです。
今は(ドログバが再加入した)チェルシーが独走していますが、
シロウトファンとしては、
やはり混戦を期待します!
2014年11月27日木曜日
『潜入 最も危険なテロリスト』
そういえば先日、
ジャック・ガンブラン主演の映画、
『潜入 最も危険なテロリスト』
を見ました。
原題は L'infiltré なので、
「潜入」でいいのでしょう。
舞台は1980年代、
フランス、
イスラエル、
PLO、
そして、PLOの和平路線が気に食わず、
PLOから飛び出した過激派、ANO。
この「4つ巴」の展開で、
その関係が把握できていないと、
話しについてゆけないんですが、
映画自体は、おもしろかったです。
いい意味で淡々としていて。
ANOの若きメンバーで、
フランスに留学してくる学生を、マハディ・ザハビが演じています。
彼はなかなかよかったので、
彼が出ている『もうひとりの息子』も見てみるつもりです。
それにしても、
テロリスムはむなしい、と、
この映画を見ると実感します。
ジャック・ガンブラン主演の映画、
『潜入 最も危険なテロリスト』
を見ました。
原題は L'infiltré なので、
「潜入」でいいのでしょう。
舞台は1980年代、
フランス、
イスラエル、
PLO、
そして、PLOの和平路線が気に食わず、
PLOから飛び出した過激派、ANO。
この「4つ巴」の展開で、
その関係が把握できていないと、
話しについてゆけないんですが、
映画自体は、おもしろかったです。
いい意味で淡々としていて。
ANOの若きメンバーで、
フランスに留学してくる学生を、マハディ・ザハビが演じています。
彼はなかなかよかったので、
彼が出ている『もうひとりの息子』も見てみるつもりです。
それにしても、
テロリスムはむなしい、と、
この映画を見ると実感します。
『裏切りのスナイパー』
日本では劇場公開されず、
DVDだけ発売された『裏切りのスナイパー』、
ダニエル・オートゥイユとマチュー・カソヴィッツが主演だというので、
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=nuRWBCOvKlE
カソヴィッツが、4人組のギャングのリーダーで、
かつ「スナイパー」なんですが、
こういう役を演じる彼については、
『アサシンズ』のときの、
狂気がかった殺人者のイメージがあるので、
恐ろしさが増幅された気がします。
エンターテイメント映画としては、
緩むところもほとんどなく、
ちゃんとできていると思いました。
(が、やや無理な要素も、いくつか。)
ところでこの映画、
原題は、Le guetteur 「監視兵」です。
今ちょっと調べた限りでは、
この語が「スナイパー」の意味で使われることはないようなのですが、
内容的には、たしかに「スナイパー」でした。
DVDだけ発売された『裏切りのスナイパー』、
ダニエル・オートゥイユとマチュー・カソヴィッツが主演だというので、
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=nuRWBCOvKlE
カソヴィッツが、4人組のギャングのリーダーで、
かつ「スナイパー」なんですが、
こういう役を演じる彼については、
『アサシンズ』のときの、
狂気がかった殺人者のイメージがあるので、
恐ろしさが増幅された気がします。
エンターテイメント映画としては、
緩むところもほとんどなく、
ちゃんとできていると思いました。
(が、やや無理な要素も、いくつか。)
ところでこの映画、
原題は、Le guetteur 「監視兵」です。
今ちょっと調べた限りでは、
この語が「スナイパー」の意味で使われることはないようなのですが、
内容的には、たしかに「スナイパー」でした。
2014年11月25日火曜日
居残り
落語には、「居残り佐平次」という話がありますが……
『エキゾチック・パリ案内』の中で、
映画『地獄の黙示録』に触れたました。
で、この映画には、
ヴェトナムの奥地に(インドシナ戦争以降も)居残っていた
フランス人家族が登場するのですが、
先日、そんな話の流れになったとき、
ある、わたしより年長の先生が、
そうそう、わたしがまだ戦争中にヴェトナムにいたとき、
ある人から、紹介したい人がいるって言われて。
で、付いていったら、それが、
プランテーションをやってるフランス人だったの。
実際、居残ってるフランス人がまだいたのよ。
とのことでした。
なんだか、ヴェトナム戦争の現場の話を聞く機会はほとんどないので、
とても印象的でした。
『エキゾチック・パリ案内』の中で、
映画『地獄の黙示録』に触れたました。
で、この映画には、
ヴェトナムの奥地に(インドシナ戦争以降も)居残っていた
フランス人家族が登場するのですが、
先日、そんな話の流れになったとき、
ある、わたしより年長の先生が、
そうそう、わたしがまだ戦争中にヴェトナムにいたとき、
ある人から、紹介したい人がいるって言われて。
で、付いていったら、それが、
プランテーションをやってるフランス人だったの。
実際、居残ってるフランス人がまだいたのよ。
とのことでした。
なんだか、ヴェトナム戦争の現場の話を聞く機会はほとんどないので、
とても印象的でした。
2014年11月23日日曜日
応用編・収録
今日は、渋谷で収録がありました。
ラジオの収録は、
テレビのそれに比べると、
随分こじんまりしていて、
和気藹々です。
合間の休憩時間には、
いろんな話をして盛り上がるし。
(ただ、休み時間に、
調子に乗ってしゃべりすぎると、
大事な本番の時、
やや声が疲れてくるので、
その点は密かに注意しているのですが。)
テレビの場合は、
もちろん和やかではあるものの、
緊張感や、熱気みたいなものが、
より強く感じられる気がします。
「テレビでフランス語」の場合の、
ごく限られた経験の範囲で言っているだけですが。
今回一緒に収録しているマリーヌさんは、
フランスで録音技師の学校に通ったこともあるそうで、
そういう技術的な面にも明るいようです。
彼女の声は聞き取りやすいので、
たとえばシャドーイングの時などには、
とてもいいと思います。
収録は順調です。
ご期待ください!
ラジオの収録は、
テレビのそれに比べると、
随分こじんまりしていて、
和気藹々です。
合間の休憩時間には、
いろんな話をして盛り上がるし。
(ただ、休み時間に、
調子に乗ってしゃべりすぎると、
大事な本番の時、
やや声が疲れてくるので、
その点は密かに注意しているのですが。)
テレビの場合は、
もちろん和やかではあるものの、
緊張感や、熱気みたいなものが、
より強く感じられる気がします。
「テレビでフランス語」の場合の、
ごく限られた経験の範囲で言っているだけですが。
今回一緒に収録しているマリーヌさんは、
フランスで録音技師の学校に通ったこともあるそうで、
そういう技術的な面にも明るいようです。
彼女の声は聞き取りやすいので、
たとえばシャドーイングの時などには、
とてもいいと思います。
収録は順調です。
ご期待ください!
2014年11月21日金曜日
サッカー・ツイッター
先日ここで、
フランス・サッカーに詳しい女性ファンの存在をご紹介しましたが、
彼女のようなファンにご紹介したいのは、
文芸評論家で、サッカー文化研究者でもある、
陣野俊史さんのツイッターです。
https://twitter.com/jinnotoshifumi
かつて陣野さんとは、
ある大学での非常勤仲間でした。
このツイッターは、骨があって、好きです。
フランス・サッカーに詳しい女性ファンの存在をご紹介しましたが、
彼女のようなファンにご紹介したいのは、
文芸評論家で、サッカー文化研究者でもある、
陣野俊史さんのツイッターです。
https://twitter.com/jinnotoshifumi
かつて陣野さんとは、
ある大学での非常勤仲間でした。
このツイッターは、骨があって、好きです。
2014年11月18日火曜日
応用編、1月8日、放送開始!
今日11月18日は、
NHKラジオ「まいにちフランス語」 12月号
の発売日です。で、
そこにごく小さな告知が載っているのですが、
その内容はというと……
来年の1、2,3月の、「まいにちフランス語・応用編」を、
わたしとマリーヌ・ジャコブさんで担当することになりました。
(マリーヌさんは、以前、あの福島先生ともコンビを組んでいましたね。)
応用編は、そうとう高級なシリーズもありましたが、
今回は、「応用編」としては、史上最もやさしい?
という感じの作りになっています。
初級をまとめ、整理し、中級に橋渡ししよう、というわけです。
当然、初級が終わったばかりの方に、
十分聞いていただけます。
(もちろん、多少発展的な内容も含まれてはいますが。)
とはいえ、そこは応用編。
特にスキットは、
なんというか、ネイティブ感覚満載で、
そういう意味での難しさはありますから、
すでに中級のみなさんにも、ぜひ聞いて、
この文体のネイティブ感を味わっていただきたいと思っています。
池袋を舞台にした、フランス人女性と中国人男性の恋、
なんですが、
ふわっとした恋愛物語ではありません。
これは宣伝ではなく、ほんとにリアルで、
読んでいておもしろい物語です。
(スキット自体は、会話が中心ですが。)
初回の放送は、1月8日です。
ご期待ください!
NHKラジオ「まいにちフランス語」 12月号
の発売日です。で、
そこにごく小さな告知が載っているのですが、
その内容はというと……
来年の1、2,3月の、「まいにちフランス語・応用編」を、
わたしとマリーヌ・ジャコブさんで担当することになりました。
(マリーヌさんは、以前、あの福島先生ともコンビを組んでいましたね。)
応用編は、そうとう高級なシリーズもありましたが、
今回は、「応用編」としては、史上最もやさしい?
という感じの作りになっています。
初級をまとめ、整理し、中級に橋渡ししよう、というわけです。
当然、初級が終わったばかりの方に、
十分聞いていただけます。
(もちろん、多少発展的な内容も含まれてはいますが。)
とはいえ、そこは応用編。
特にスキットは、
なんというか、ネイティブ感覚満載で、
そういう意味での難しさはありますから、
すでに中級のみなさんにも、ぜひ聞いて、
この文体のネイティブ感を味わっていただきたいと思っています。
池袋を舞台にした、フランス人女性と中国人男性の恋、
なんですが、
ふわっとした恋愛物語ではありません。
これは宣伝ではなく、ほんとにリアルで、
読んでいておもしろい物語です。
(スキット自体は、会話が中心ですが。)
初回の放送は、1月8日です。
ご期待ください!
2014年11月16日日曜日
冬の俳句
このところ、めっきり寒くなり、
冬の気配がもうすぐそこ、という感じです。
冬の俳句といって思い出すものの一つに、
ケータイのあかりが一つ冬の橋 坪内稔典
があります。
今調べたら、2005年の作品で、
当時は新しい感じがしたものでした。が、
どうなんでしょう、
このごろは、むしろ「ケータイ」はやや古めかしい感じでしょうか。
学生で、スマホじゃなくケータイを持っている人って、
いるんでしょうか?
(まあ、探せばいるのでしょうけど。)
その点、この俳句、
らあめんのひとひら肉の冬しんしん 石塚友二
こちらは1999年の作ですが、
なにか、昭和からずっと保たれている感覚が、
今も有効な気がします。
らあめん、というのが、いいですね。
冬の気配がもうすぐそこ、という感じです。
冬の俳句といって思い出すものの一つに、
ケータイのあかりが一つ冬の橋 坪内稔典
があります。
今調べたら、2005年の作品で、
当時は新しい感じがしたものでした。が、
どうなんでしょう、
このごろは、むしろ「ケータイ」はやや古めかしい感じでしょうか。
学生で、スマホじゃなくケータイを持っている人って、
いるんでしょうか?
(まあ、探せばいるのでしょうけど。)
その点、この俳句、
らあめんのひとひら肉の冬しんしん 石塚友二
こちらは1999年の作ですが、
なにか、昭和からずっと保たれている感覚が、
今も有効な気がします。
らあめん、というのが、いいですね。
バルトーク ヴァイオリン協奏曲2
そういえば、最近気に入っているCDがあります。
これです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E9%9B%86-Concertos-Isabelle-Orchestra/dp/B00COU07DO/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1416128843&sr=1-1&keywords=%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF+%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2
いわゆる「名曲」に数えられる協奏曲ですが、
これは、静けさが、いいです。繊細で。
でもクラシックの場合、いいものって、
(まあ素人の感想ですけど)
必ずと言っていいほど、
静けさが感じられるんですよね。(音楽なのに。)
これです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E9%9B%86-Concertos-Isabelle-Orchestra/dp/B00COU07DO/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1416128843&sr=1-1&keywords=%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF+%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2
いわゆる「名曲」に数えられる協奏曲ですが、
これは、静けさが、いいです。繊細で。
でもクラシックの場合、いいものって、
(まあ素人の感想ですけど)
必ずと言っていいほど、
静けさが感じられるんですよね。(音楽なのに。)
ピリス全集
天気もいいし、
散歩くらい行きたかったんですが、
昨日、予定していた<ノルマ>が半分も終わらなかったので、
今日はぐっとこらえて、一日PCの前に。
そのお供は、YouTubeの音楽なんですが、
今日聞いたピリスのこれ、
洗われるような、すごく気持ちのいい音で、
とてもよかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=1ZCzgibC4_E
彼女がドイツ・グラモフォンに移ってからの、
すべてのソロ・レコーディングをおさめた20枚組のCDが出てましたが、
今見たら、7000円ほど。(1枚当たり350円!)
これ、やっぱり買おう!
(でも、安すぎない?)
散歩くらい行きたかったんですが、
昨日、予定していた<ノルマ>が半分も終わらなかったので、
今日はぐっとこらえて、一日PCの前に。
そのお供は、YouTubeの音楽なんですが、
今日聞いたピリスのこれ、
洗われるような、すごく気持ちのいい音で、
とてもよかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=1ZCzgibC4_E
彼女がドイツ・グラモフォンに移ってからの、
すべてのソロ・レコーディングをおさめた20枚組のCDが出てましたが、
今見たら、7000円ほど。(1枚当たり350円!)
これ、やっぱり買おう!
(でも、安すぎない?)
2014年11月15日土曜日
2014年11月14日金曜日
<悪をからかう>
この、<悪をからかう>というタイトルから、
どんなものが想像されるでしょうか?
悪……
たとえば……
を、からかう。
悪をからかう、というのは、戦術なんでしょうか、
それとも挑発(誰への?)なんでしょうか?
それとも運動? 前衛? 文化?
いつもいろいろ教えてくれる、
わたしにとっては先生みたいな同僚たちが、
このテーマで語り合います。
http://keitahatooka.blogspot.jp/
http://fiatmodes.blogspot.jp/search?updated-min=2014-01-01T00:00:00%2B09:00&updated-max=2015-01-01T00:00:00%2B09:00&max-results=18
入場無料!!
この二人なら、行けば必ず「何か」をくれるはずです。
どんなものが想像されるでしょうか?
悪……
たとえば……
を、からかう。
悪をからかう、というのは、戦術なんでしょうか、
それとも挑発(誰への?)なんでしょうか?
それとも運動? 前衛? 文化?
いつもいろいろ教えてくれる、
わたしにとっては先生みたいな同僚たちが、
このテーマで語り合います。
http://keitahatooka.blogspot.jp/
http://fiatmodes.blogspot.jp/search?updated-min=2014-01-01T00:00:00%2B09:00&updated-max=2015-01-01T00:00:00%2B09:00&max-results=18
入場無料!!
この二人なら、行けば必ず「何か」をくれるはずです。
2014年11月12日水曜日
Dis-moi tout ! 完成
企画の段階から考えると、
かれこれ3 年がかりの教科書が、
ついに完成しました。
http://www.hakusuisha.co.jp/textbook_detail/index.php?pro_id=06118
今回、中心になったのはレナさんで、
わたしはサポート役でしたが、
いろいろ勉強にもなり、
楽しい作業でした。
とはいえ、今回の教科書は、
とっても情報量が多いので、
特に校正は、相当大変でした。
白水社の腕利き編集者が担当してくれたおかげで、
すごくすごく助けられたのですが、
彼女がいなかったらと思うと、ゾッとします。
本ができた時にいつも思うのは、
いろんな人の協力の賜物だなあ、ということなんですが、
もちろん今回も例外ではありません。
でも今回は特に、編集者の彼女には助けられたのでした。
ほんとにありがとうございました!
で教科書ですが、
これはとてもいいデキです。
レナさんの、授業でのメソッドが、
惜しみなく披露されているので、
若い先生たちが使ってくれれば、
授業運営の参考になるのは間違いないと思います。
一般書籍のように、
自習書として使っていただくのは難しいのですが、
とにかく、
いろいろな授業でお役に立ってくれれば、と願っています。
2014年11月10日月曜日
T シャツ
月曜日。
今日の東京は意外に暖かでした。
特に、午前中の電車内は、
ほとんど「暑い」状態。
わたしはTシャツ1枚になって、
それでちょうどいい感じ。
隣には、ダウンコートの女性がおり、
そうじゃなくてもけっこう着込んでいる人が多数。
暑くないのかなあ、と思っていたところ、
途中から乗ってきた小学生の集団が、
「あつ!」
と連呼し始めて、
ああやっぱり暑いんだよね、
と思ったのでした。
で、そんな電車に乗ったのは、
収録に参加するためでした。
今日のスタジオは、
なんだか小さな体育館くらい広くて、
天井も高くて、
声が上に抜けていく感じがしつつ、
やや遅れて、けっこう強めに跳ね返ってくる感じ。
なんとなくやりにくいので、
途中からは、
そのスタジオに併設されていた小部屋に移動。
こちらのほうが、落ち着いてできました。
そして今、8時半。
これから、学生のレポートを読まねば!
今日の東京は意外に暖かでした。
特に、午前中の電車内は、
ほとんど「暑い」状態。
わたしはTシャツ1枚になって、
それでちょうどいい感じ。
隣には、ダウンコートの女性がおり、
そうじゃなくてもけっこう着込んでいる人が多数。
暑くないのかなあ、と思っていたところ、
途中から乗ってきた小学生の集団が、
「あつ!」
と連呼し始めて、
ああやっぱり暑いんだよね、
と思ったのでした。
で、そんな電車に乗ったのは、
収録に参加するためでした。
今日のスタジオは、
なんだか小さな体育館くらい広くて、
天井も高くて、
声が上に抜けていく感じがしつつ、
やや遅れて、けっこう強めに跳ね返ってくる感じ。
なんとなくやりにくいので、
途中からは、
そのスタジオに併設されていた小部屋に移動。
こちらのほうが、落ち着いてできました。
そして今、8時半。
これから、学生のレポートを読まねば!
2014年11月9日日曜日
Montréalais
昨日、このblogspotに接続できないと思ったら、
どうやらダウンしていたようですね。
けっこう長い時間。
システムっていうのは、
完全、ということはないわけですね、当たり前ですけど。
昨日の夜は、中野で飲み会でした。
DC系の第一期生で、
2009年に、モントリオールに行ったとき、
とてもよくしてくれたカナディアン、パコが、
久しぶりに日本にやってきたからです。
今回は、中国出身の奥さんも一緒に。
集まった中には、
現役のDC系の学生である、ブラジル人、ダニエルも。
で、焼き鳥をなどを食べた後、
思いつきでボーリング(!)へ。
なんだか、学生時代みたいな行動パターンで、
ちょっとおもしろいです。
久しぶりにパコにも会えたし、
いい一夜でした。
どうやらダウンしていたようですね。
けっこう長い時間。
システムっていうのは、
完全、ということはないわけですね、当たり前ですけど。
昨日の夜は、中野で飲み会でした。
DC系の第一期生で、
2009年に、モントリオールに行ったとき、
とてもよくしてくれたカナディアン、パコが、
久しぶりに日本にやってきたからです。
今回は、中国出身の奥さんも一緒に。
集まった中には、
現役のDC系の学生である、ブラジル人、ダニエルも。
で、焼き鳥をなどを食べた後、
思いつきでボーリング(!)へ。
なんだか、学生時代みたいな行動パターンで、
ちょっとおもしろいです。
久しぶりにパコにも会えたし、
いい一夜でした。
2014年11月6日木曜日
2014年11月3日月曜日
動物のいのち
シンポジウムがあります。
http://www.meiji.ac.jp/sst/grad/information/6t5h7p00000hz7yc-att/doubutsu_no_inochi_A4web.pdf
そういえば今朝、Eテレで、
染色家・志村ふくみさんの番組を見ました。
植物を使って染めること、それは祈りだ、
とおっしゃっていました。
植物、ひいては自然に対する彼女の言葉には、
パラダイム・シフトを静かに、
同時に力強く促すものでした。
http://shimuranoiro.com/
美しいですね……
http://www.meiji.ac.jp/sst/grad/information/6t5h7p00000hz7yc-att/doubutsu_no_inochi_A4web.pdf
そういえば今朝、Eテレで、
染色家・志村ふくみさんの番組を見ました。
植物を使って染めること、それは祈りだ、
とおっしゃっていました。
植物、ひいては自然に対する彼女の言葉には、
パラダイム・シフトを静かに、
同時に力強く促すものでした。
http://shimuranoiro.com/
美しいですね……
盛り場ブルース
昨日は昼間に池袋に行き、
(プレッツェルも食べ、)
夕方から渋谷に移動する予定だったのですが、
その間やや時間があったので、
ちょっと新宿で降りて、
紀伊國屋に寄りました。
『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』
が書店の棚に並んでいるのはまだ見ていなくて、
まあ今月中くらいには行かないと、
二度とみられなくなるかも、
と思ったからです。
ありがたい&申し訳ないことに、
詩のコーナーで平積みにしてくれていました。
その後予定通り渋谷に行き、
ピロシキなどを食べたので、
結局今日は、
渋谷、新宿、池袋、
を回り、
往年のヒット曲、
「盛り場ブルース」を思い出したのでした。
(プレッツェルも食べ、)
夕方から渋谷に移動する予定だったのですが、
その間やや時間があったので、
ちょっと新宿で降りて、
紀伊國屋に寄りました。
『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』
が書店の棚に並んでいるのはまだ見ていなくて、
まあ今月中くらいには行かないと、
二度とみられなくなるかも、
と思ったからです。
ありがたい&申し訳ないことに、
詩のコーナーで平積みにしてくれていました。
その後予定通り渋谷に行き、
ピロシキなどを食べたので、
結局今日は、
渋谷、新宿、池袋、
を回り、
往年のヒット曲、
「盛り場ブルース」を思い出したのでした。
2014年10月31日金曜日
石田瑞穂さん@ブールジュ
詩人の石田瑞穂さんが、
ブールジュ滞在の様子を書かれています。
http://traveling-songs.blogspot.jp/
楽しそう!
ブールジュといえば、
ジャニックさんの妹が住んでいます。
その縁で、2011年、「テレビでフランス語」のスキットも、
ブールジュを舞台にしたのでした。
あの時出演してもらったアラブ系レストランやそのご主人の様子が、
思い出されます。
ブールジュ滞在の様子を書かれています。
http://traveling-songs.blogspot.jp/
楽しそう!
ブールジュといえば、
ジャニックさんの妹が住んでいます。
その縁で、2011年、「テレビでフランス語」のスキットも、
ブールジュを舞台にしたのでした。
あの時出演してもらったアラブ系レストランやそのご主人の様子が、
思い出されます。
une grande fan de foot
今日はリバティ・アカデミーの4回目の授業。
楽しく勉強は続いています。
そして今日は、生徒さんの中に、
フランス・サッカーにとても詳しい女性がいらっしゃるのを知り、
かなり驚かされました。
Le petit vélo(小さな自転車)と言われるヴァルビュエナとか、
キャベイユとかのファンだとか。
いい選手たちですよね!
たしか、ヴァルビュエナのお父さんはスペイン系で、
キャベイユのお父さんはヴェトナム系でしたね。
そして今日の授業中、
久しぶりに Lady Marmalade の話になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=t4LWIP7SAjY
この歌、リフのところがフランス語なんですね。
Voulez-vous coucher avec moi ce soir ?
あんまり授業向きの例文とはいえませんが!
(アメリカ南部の娼婦の歌なので、こんな歌詞なんですね。)
ラベル、久しぶりに聞きましたが、
そうか、1975年の歌なんですね。
実は1975年は、わたしにとっては特別な年で、
こんどの詩集でも、
『世はいかにして昭和から平成となりしか』でも、
この年のことについて書きました。
高校2年でした。
この歌、どおりでよ~く知っているわけでした。
楽しく勉強は続いています。
そして今日は、生徒さんの中に、
フランス・サッカーにとても詳しい女性がいらっしゃるのを知り、
かなり驚かされました。
Le petit vélo(小さな自転車)と言われるヴァルビュエナとか、
キャベイユとかのファンだとか。
いい選手たちですよね!
たしか、ヴァルビュエナのお父さんはスペイン系で、
キャベイユのお父さんはヴェトナム系でしたね。
そして今日の授業中、
久しぶりに Lady Marmalade の話になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=t4LWIP7SAjY
この歌、リフのところがフランス語なんですね。
Voulez-vous coucher avec moi ce soir ?
あんまり授業向きの例文とはいえませんが!
(アメリカ南部の娼婦の歌なので、こんな歌詞なんですね。)
ラベル、久しぶりに聞きましたが、
そうか、1975年の歌なんですね。
実は1975年は、わたしにとっては特別な年で、
こんどの詩集でも、
『世はいかにして昭和から平成となりしか』でも、
この年のことについて書きました。
高校2年でした。
この歌、どおりでよ~く知っているわけでした。
2014年10月30日木曜日
「雑談」は遠く
日本シリーズ、
意外にあっけなく終わってしまいました。
この3試合は、
なんともいえないもどかしさに支配されていましたが、
それもまた日本シリーズの姿なんでしょう。
ただ、ゴメスのホームランが見たかったです。
今日は、午前、午後、夜、と、
それぞれ別の仕事をし、
1日が長く感じられました。
(今日は日本シリーズも、
ほとんどがラジコで、
ゲラ直しをしながら聞いていました。)
**********************
1年生を対象としたフランス語の授業では、
ほぼ毎回、なんらかの「雑談」を挟みます。
長いと20分。短ければ数分。
なにしろ理工学部なので、
いわゆる国際政治や、
日本の現状に対する社会学的な見方など、
授業ではほとんど出てこないようなので、
及ばずながら、そのへんを「雑談」としてしゃべっています。
ただ、今週はしゃべりませんでした。
というのも、ほんの少し雑談を始めたところで、
学生たちの感じが、
あまりに興味なさそうだったからです。
(彼らの目の動きから、それは明らかでした。)
で、10秒ほどで「やっぱりやめましょう」となり、
中性代名詞の説明に戻ったのでした。
こういう、話し始めて止めることって、
珍しいんですけどね。
そして昼休み。
そのクラスのある学生がわたしの研究室に遊びに来て、
そのついでに、
あの後どんな話をするつもりだったのかと訊いてきました。
だから、
カジノ法案に関連して、
資本主義に内在する「賭博性」について、
ごくざっくり説明しました。
彼だけは、わかってくれたようでした。
意外にあっけなく終わってしまいました。
この3試合は、
なんともいえないもどかしさに支配されていましたが、
それもまた日本シリーズの姿なんでしょう。
ただ、ゴメスのホームランが見たかったです。
今日は、午前、午後、夜、と、
それぞれ別の仕事をし、
1日が長く感じられました。
(今日は日本シリーズも、
ほとんどがラジコで、
ゲラ直しをしながら聞いていました。)
**********************
1年生を対象としたフランス語の授業では、
ほぼ毎回、なんらかの「雑談」を挟みます。
長いと20分。短ければ数分。
なにしろ理工学部なので、
いわゆる国際政治や、
日本の現状に対する社会学的な見方など、
授業ではほとんど出てこないようなので、
及ばずながら、そのへんを「雑談」としてしゃべっています。
ただ、今週はしゃべりませんでした。
というのも、ほんの少し雑談を始めたところで、
学生たちの感じが、
あまりに興味なさそうだったからです。
(彼らの目の動きから、それは明らかでした。)
で、10秒ほどで「やっぱりやめましょう」となり、
中性代名詞の説明に戻ったのでした。
こういう、話し始めて止めることって、
珍しいんですけどね。
そして昼休み。
そのクラスのある学生がわたしの研究室に遊びに来て、
そのついでに、
あの後どんな話をするつもりだったのかと訊いてきました。
だから、
カジノ法案に関連して、
資本主義に内在する「賭博性」について、
ごくざっくり説明しました。
彼だけは、わかってくれたようでした。
2014年10月29日水曜日
2014年10月27日月曜日
2014年10月26日日曜日
motivation
日本シリーズが始まっています。
つい今しがた、第2戦が終わり、
どちらにとっても1勝1敗。
昨日も今日も、緊張感のあるいいゲームでした。
日本シリーズはデーゲーム、
というのに慣れきっていましたが、
今年あたりは、ついにナイト・ゲームであることに、
違和感を感じなくなりました。
今日のような日は、
夜のゲームを楽しみにすることで、
午前・午後の仕事のモティヴァシオンを維持できて、
それはなかなかいいのでした。
それにしても、
あと数日で11月。
早いですねえ。
で、
年内に終わる予定の、
今一番時間を取られている仕事があり、
とにかくそれを無事着地させることが第一目標。
それ以外に、
年内に形をつけるべきことが2つ。
そのあとは、大学の業務などがあり、
3月末には、新しい本が出る予定、
なんですが、
あまりに遠い感じ……
とりあえず、明日はがんばろう!(オー!)
つい今しがた、第2戦が終わり、
どちらにとっても1勝1敗。
昨日も今日も、緊張感のあるいいゲームでした。
日本シリーズはデーゲーム、
というのに慣れきっていましたが、
今年あたりは、ついにナイト・ゲームであることに、
違和感を感じなくなりました。
今日のような日は、
夜のゲームを楽しみにすることで、
午前・午後の仕事のモティヴァシオンを維持できて、
それはなかなかいいのでした。
それにしても、
あと数日で11月。
早いですねえ。
で、
年内に終わる予定の、
今一番時間を取られている仕事があり、
とにかくそれを無事着地させることが第一目標。
それ以外に、
年内に形をつけるべきことが2つ。
そのあとは、大学の業務などがあり、
3月末には、新しい本が出る予定、
なんですが、
あまりに遠い感じ……
とりあえず、明日はがんばろう!(オー!)
2014年10月23日木曜日
那我懂你意思了
台湾のインディーズ・バンド、
那我懂你意思了(IGUband)の新曲、
実写アニメ、というんでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=kWl_qY-tXhY&feature=youtu.be
彼らの曲では、やっぱこれ?
https://www.youtube.com/watch?v=Gp6XKEE8B2E
訳が分からないけど、
ちょっとおもしろい!
那我懂你意思了(IGUband)の新曲、
実写アニメ、というんでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=kWl_qY-tXhY&feature=youtu.be
彼らの曲では、やっぱこれ?
https://www.youtube.com/watch?v=Gp6XKEE8B2E
訳が分からないけど、
ちょっとおもしろい!
ステレオタイプ
The Definitive Stereotype Map Of Europe
http://www.buzzfeed.com/lukebailey/definitive-stereotype-map-of-europe#2tpp110
言うまでもなく、
どこからどう見ても「ステレオタイプ」で、
ここから脱するための地図、でしょう。
http://www.buzzfeed.com/lukebailey/definitive-stereotype-map-of-europe#2tpp110
言うまでもなく、
どこからどう見ても「ステレオタイプ」で、
ここから脱するための地図、でしょう。
2014年10月20日月曜日
2014年10月17日金曜日
そして(× 1)
詩集発売まで、あと3日となりました(←しつこい!)が、
パリ仲間の中村さんも、
コメントを寄せてくださいました。
http://mangrove-manglier.blogspot.jp/
ありがとうございました!
先日も「現代詩手帖」(9 & 10月号)で、立花英裕先生の
「世界文学としてのエメ・セゼールを読む」
という文章を読んでいたら、その中で、
とても優れた研究書として、
中村さんの『カリブ-世界論』が言及されていました。
すでに、カリブ研究をする際の、
必須文献になっていると言えるでしょう。
素晴らしいです!
パリ仲間の中村さんも、
コメントを寄せてくださいました。
http://mangrove-manglier.blogspot.jp/
ありがとうございました!
先日も「現代詩手帖」(9 & 10月号)で、立花英裕先生の
「世界文学としてのエメ・セゼールを読む」
という文章を読んでいたら、その中で、
とても優れた研究書として、
中村さんの『カリブ-世界論』が言及されていました。
すでに、カリブ研究をする際の、
必須文献になっていると言えるでしょう。
素晴らしいです!
2014年10月15日水曜日
詩集の書評(× 2)
詩集発売まで、あと5日となりましたが
それに先立って、
お二人が書評を書いてくださいました。
うれしいです!
まずは、詩人で翻訳家のくぼたのぞみさん。
http://esperanzasroom.blogspot.jp/2014/10/blog-post_14.html
ありがとうございました!
(先日、翻訳家希望、という学生がいたので、
くぼたさんの本を読むように勧めました。
こういう翻訳本が存在することが、
いかに日本語を、日本語圏文化を豊かにしているのか、
そのへんを感じてほしいと思ったからです。
もちろん、翻訳家のお手本としても。)
そして、若き同僚、山本洋平さんです。
彼は、この4月から、
今わたし自身も属している総合文化教室に、
新メンバーとして参加してくれています。
http://d.hatena.ne.jp/rarala/20141012?_ga=1.134833273.928208274.1413377137
ありがとうございました!
自分の本のことはともかくとしても、
お二人の、
「本」への愛が伝わってきます。
それに先立って、
お二人が書評を書いてくださいました。
うれしいです!
まずは、詩人で翻訳家のくぼたのぞみさん。
http://esperanzasroom.blogspot.jp/2014/10/blog-post_14.html
ありがとうございました!
(先日、翻訳家希望、という学生がいたので、
くぼたさんの本を読むように勧めました。
こういう翻訳本が存在することが、
いかに日本語を、日本語圏文化を豊かにしているのか、
そのへんを感じてほしいと思ったからです。
もちろん、翻訳家のお手本としても。)
そして、若き同僚、山本洋平さんです。
彼は、この4月から、
今わたし自身も属している総合文化教室に、
新メンバーとして参加してくれています。
http://d.hatena.ne.jp/rarala/20141012?_ga=1.134833273.928208274.1413377137
ありがとうございました!
自分の本のことはともかくとしても、
お二人の、
「本」への愛が伝わってきます。
2014年10月12日日曜日
the earliest cave paintings
「アート」の起源は、ヨーロッパじゃなかった……
http://www.bbc.com/news/science-environment-29415716?ocid=socialflow_twitter
...the Indonesian discovery transforms ideas
about how humans first developed the ability to produce art.
それにしてもこの壁画、すごいですね。
インドネシアか……。
http://www.bbc.com/news/science-environment-29415716?ocid=socialflow_twitter
...the Indonesian discovery transforms ideas
about how humans first developed the ability to produce art.
それにしてもこの壁画、すごいですね。
インドネシアか……。
2014年10月9日木曜日
予約開始です!
先日ここでご紹介した詩集、
今日から、amazon での予約が始まりました!
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%B9%E3%82%8A%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%82%8B-%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%B8-%E6%B8%85%E5%B2%A1-%E6%99%BA%E6%AF%94%E5%8F%A4/dp/4865281088/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1412857998&sr=1-1&keywords=%E6%B8%85%E5%B2%A1%E6%99%BA%E6%AF%94%E5%8F%A4
詩集の中には、
本のタイトルと同じ題の詩があるのですが、
それは、
ダルヴィッシュ投手のスライダーに触発されて書いたものです。
それ以外には、
サイゼリア、小豆島、ギネス、革命、新宿、子供たち、イヴ、
などが登場します。
発売開始は、20日頃になると思われますが、
なにしろ詩集なので、
よほど大きな書店でないと、
店頭に並ぶことはないでしょう。
でも、もし読んでいただければ、
とても嬉しいです!
*実際の本は、上の画像よりはるかに美しいです。
それだけは、まちがいありません!
2014年10月8日水曜日
David Oistrakh
決して気取ったことを言うつもりはないんですが、
先日、ふと、なんとなく口笛を吹いていたら、
それがなんの曲だか、今吹いているのに一瞬わからず、
10秒ほど考えて、やっとわかりました。
それは、シベリウスのヴァイオリン・コンチェルトでした。
で、その後仕事をしながら、YouTubeでいくつか、
その曲を聞いてみました。
(1番なじんでいるのは、CDで聞いたクレーメルのものです。)
わたしはヒラリー・ハーンが好きなので、
彼女の演奏はやっぱり好きでした。が、
目の覚めるような思いをしたのは、
もう40年前に亡くなった、オイストラフの演奏でした。
https://www.youtube.com/watch?v=M-P183jzdfw
これは素晴らしい。
オイストラフは、子供のころから親しい名前でしたが、
この演奏にはやられました。
オイストラフは、あの『戦艦ポチョムキン』の、
「オデッサの階段」で知られる、
オデッサ育ちです。
リヒテルも、トロツキーも、オデッサ育ち。
いつか、行ってみたいです。
先日、ふと、なんとなく口笛を吹いていたら、
それがなんの曲だか、今吹いているのに一瞬わからず、
10秒ほど考えて、やっとわかりました。
それは、シベリウスのヴァイオリン・コンチェルトでした。
で、その後仕事をしながら、YouTubeでいくつか、
その曲を聞いてみました。
(1番なじんでいるのは、CDで聞いたクレーメルのものです。)
わたしはヒラリー・ハーンが好きなので、
彼女の演奏はやっぱり好きでした。が、
目の覚めるような思いをしたのは、
もう40年前に亡くなった、オイストラフの演奏でした。
https://www.youtube.com/watch?v=M-P183jzdfw
これは素晴らしい。
オイストラフは、子供のころから親しい名前でしたが、
この演奏にはやられました。
オイストラフは、あの『戦艦ポチョムキン』の、
「オデッサの階段」で知られる、
オデッサ育ちです。
リヒテルも、トロツキーも、オデッサ育ち。
いつか、行ってみたいです。
2014年10月5日日曜日
2014年10月4日土曜日
2014年10月2日木曜日
2014年10月1日水曜日
ガザ地区:停戦から1ヵ月、現状は?
「政治的な問題は一切解消されず、ガザ地区の状況が悪化しただけです。誰も"戦後"などむかえていません。次の交戦までの一時休戦に過ぎないと思っているのです」
イスラエルは、建国以降、
ず~っと戦争をしているように見えます。
イスラエル外にいるユダヤ人たちは、
だんだん心理的距離を置くようになるのではないでしょうか。
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_1666.html?utm_medium=mailmagazine&utm_source=elo1410&utm_campaign=mailmagazine_&utm_content=news
イスラエルは、建国以降、
ず~っと戦争をしているように見えます。
イスラエル外にいるユダヤ人たちは、
だんだん心理的距離を置くようになるのではないでしょうか。
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_1666.html?utm_medium=mailmagazine&utm_source=elo1410&utm_campaign=mailmagazine_&utm_content=news
2014年9月30日火曜日
2014年9月28日日曜日
眺めのいい店
というわけでこの土日、
まあがんばって仕事しました。
今日の夕方にはロイホに行って、
軽く食事した後、
そのまま居座って8時まで仕事しましたが、
その間その店にはずっと空席がけっこうあり、
まったく嫌な顔はされませんでした。
ところでロイホの新メニューは、
なんとバスク料理でした。
Mmm、なかなかニクイところを突いてきます。
ファミレス値段としては高いので、
立派なやつは注文しませんでしたが、
ちょっとおいしそうでした。
わたしが行くファミレスは、ほぼ、
家の近所の、
眺めがいい店だけです。
4階のロイホと、2階のサイゼ。
子供みたいですが、
窓際しか座りません。
(そこからでも、その席が空いているかどうか、
見えるんです。)
近所には、おいしい焼き鳥屋があるんですが、
チョー煙くて、
とてもじゃないけど、
そのあとそこで仕事していい雰囲気じゃありません。
街の中華で、
そこそこおいしい店もありますが、
こちらもまた、仕事する雰囲気はゼロ。
おいしい蕎麦屋もしかり。
おいしいイタリアンもしかり。
で、
仕事とセットにしようとすると、
結局眺めのいいあの店になるのでした。
まあがんばって仕事しました。
今日の夕方にはロイホに行って、
軽く食事した後、
そのまま居座って8時まで仕事しましたが、
その間その店にはずっと空席がけっこうあり、
まったく嫌な顔はされませんでした。
ところでロイホの新メニューは、
なんとバスク料理でした。
Mmm、なかなかニクイところを突いてきます。
ファミレス値段としては高いので、
立派なやつは注文しませんでしたが、
ちょっとおいしそうでした。
わたしが行くファミレスは、ほぼ、
家の近所の、
眺めがいい店だけです。
4階のロイホと、2階のサイゼ。
子供みたいですが、
窓際しか座りません。
(そこからでも、その席が空いているかどうか、
見えるんです。)
近所には、おいしい焼き鳥屋があるんですが、
チョー煙くて、
とてもじゃないけど、
そのあとそこで仕事していい雰囲気じゃありません。
街の中華で、
そこそこおいしい店もありますが、
こちらもまた、仕事する雰囲気はゼロ。
おいしい蕎麦屋もしかり。
おいしいイタリアンもしかり。
で、
仕事とセットにしようとすると、
結局眺めのいいあの店になるのでした。
2014年9月26日金曜日
2014年9月23日火曜日
後期開始
さて、今日から後期授業が始まりました。
大学全体としては昨日からですが、
火曜の担当者は今日からです。
今日は休日ですが、
わが明治ばかりでなく、
たとえば立教も中央も、
今日は授業日だそうです。
ほかにも、たくさんの大学で授業があったことでしょう。
後期開始科目なので、
今日初めて会った学生も多かったのですが、
まあなんというか、
目が輝いていて、
こちらの話をきっちり受け止めようとしてくれる学生もいれば、
夏の疲れを引きずっているように見える学生もいました。
中に一人、
今まで、映画の背景などを自分で調べていたけれど、
それを他人と共有したことがなかったので、
ぜひそういうことをしてみたい、
という「志望動機」を書いてくれた学生がいて、
OK、やりましょう!!
という気にさせてもらいました。
教員と学生と言っても、
人間同士ですから、
両方が建設的にコミットすれば、
授業という名のパフォーマンスは、
当然よくなっていきます。
この初回の気持ちを、
最終回まで、持っていてほしいです。
大学全体としては昨日からですが、
火曜の担当者は今日からです。
今日は休日ですが、
わが明治ばかりでなく、
たとえば立教も中央も、
今日は授業日だそうです。
ほかにも、たくさんの大学で授業があったことでしょう。
後期開始科目なので、
今日初めて会った学生も多かったのですが、
まあなんというか、
目が輝いていて、
こちらの話をきっちり受け止めようとしてくれる学生もいれば、
夏の疲れを引きずっているように見える学生もいました。
中に一人、
今まで、映画の背景などを自分で調べていたけれど、
それを他人と共有したことがなかったので、
ぜひそういうことをしてみたい、
という「志望動機」を書いてくれた学生がいて、
OK、やりましょう!!
という気にさせてもらいました。
教員と学生と言っても、
人間同士ですから、
両方が建設的にコミットすれば、
授業という名のパフォーマンスは、
当然よくなっていきます。
この初回の気持ちを、
最終回まで、持っていてほしいです。
2014年9月22日月曜日
知り合う
今日は、気持ちのいい秋晴れでした。
昨日は、収録の仕事がありました。
ワールド・カップ直前のラジオを一緒にやったイザベルと再会し、
『のだめ』に出演していたジリ・ヴァンサンさんとも、
初めて会いました。ナイス・ガイでした。
(初めて日本に来たときは、
なんと生田に住んでいたそうです。)
それからもう一人、ある若いフランス人男性とも知り合いました。
彼は、震災当時、
日本人の彼女と韓国にいたのですが、
数日後には、
彼女と一緒に、
彼女の地元である東北に、
到着したそうです。
(以前、日本の大学に留学していた経験もあるそうです。)
そしてそれ以降、日本を離れていないと言います。
彼はまた、かつてアメリカにも3年いたそうで、
英語もしゃべれます。
仏、日、韓、英、ですね。
おもしろいのは、英語を話しだした彼は、
途端に表情もしぐさもアメリカ人ぽくなることです。
フランス語で話しているときは、
むしろ落ち着いた感じなんですが。
それを彼に言うと、
ああ、よく言われるんだ、との返事。
でもまあ、みんな多少とも、
そうなんでしょうけどね。
昨日は、収録の仕事がありました。
ワールド・カップ直前のラジオを一緒にやったイザベルと再会し、
『のだめ』に出演していたジリ・ヴァンサンさんとも、
初めて会いました。ナイス・ガイでした。
(初めて日本に来たときは、
なんと生田に住んでいたそうです。)
それからもう一人、ある若いフランス人男性とも知り合いました。
彼は、震災当時、
日本人の彼女と韓国にいたのですが、
数日後には、
彼女と一緒に、
彼女の地元である東北に、
到着したそうです。
(以前、日本の大学に留学していた経験もあるそうです。)
そしてそれ以降、日本を離れていないと言います。
彼はまた、かつてアメリカにも3年いたそうで、
英語もしゃべれます。
仏、日、韓、英、ですね。
おもしろいのは、英語を話しだした彼は、
途端に表情もしぐさもアメリカ人ぽくなることです。
フランス語で話しているときは、
むしろ落ち着いた感じなんですが。
それを彼に言うと、
ああ、よく言われるんだ、との返事。
でもまあ、みんな多少とも、
そうなんでしょうけどね。
2014年9月20日土曜日
ロイター
ロイター、早い。
http://www.reuters.com/article/2014/09/18/us-japan-politics-photos-idUSKBN0HD0KN20140918
the head of the National Public Safety Commission は、
「国家公安委員長」ですね。
http://www.reuters.com/article/2014/09/18/us-japan-politics-photos-idUSKBN0HD0KN20140918
the head of the National Public Safety Commission は、
「国家公安委員長」ですね。
2014年9月19日金曜日
講座開始
というわけで今日から、
「フランス語超入門、目指せカタコト! PARTⅡ」
が始まりました。
PARTⅡですから、
生徒さんたちの数が、
減ることはあっても増えることはないだろう、
と思っていたのですが、
豈図らんや、ほぼ倍の生徒さんたちが参加してくれました。
Merci beaucoup !
前期からのみなさんは、
なんだかもう友だち感覚だし。
でもやっぱり、勉強が好きな人と一緒に勉強するのは、
精神的にとてもいいです。
(大学院の授業もそうですが。)
話しは、いつもの通り、あっちこっちに散らかってしまいましたが、
(まあ、わたしの中では繋がってるんですが)
多少とも役に立っていれば嬉しいです。
楽しく勉強できそうで、よかったです!
「フランス語超入門、目指せカタコト! PARTⅡ」
が始まりました。
PARTⅡですから、
生徒さんたちの数が、
減ることはあっても増えることはないだろう、
と思っていたのですが、
豈図らんや、ほぼ倍の生徒さんたちが参加してくれました。
Merci beaucoup !
前期からのみなさんは、
なんだかもう友だち感覚だし。
でもやっぱり、勉強が好きな人と一緒に勉強するのは、
精神的にとてもいいです。
(大学院の授業もそうですが。)
話しは、いつもの通り、あっちこっちに散らかってしまいましたが、
(まあ、わたしの中では繋がってるんですが)
多少とも役に立っていれば嬉しいです。
楽しく勉強できそうで、よかったです!
「ことばのかたち」
<気鋭の現代詩人、歌人、俳人が
実験的な作品制作に挑む
「ことばのかたち 〜日々が紙から飛びだして〜」Season3」>
が始まっています。
わたしの好きな詩人の一人である、
川口晴美さんも参加しています。
https://book.mynavi.jp/kotoba/detail_summary/id=28605
実験的な作品制作に挑む
「ことばのかたち 〜日々が紙から飛びだして〜」Season3」>
が始まっています。
わたしの好きな詩人の一人である、
川口晴美さんも参加しています。
https://book.mynavi.jp/kotoba/detail_summary/id=28605
2014年9月18日木曜日
2014年9月17日水曜日
ボンベイへ
といってもわたしのことじゃありません。
あの、アネルカのことです。
http://www.liberation.fr/sports/2014/09/15/de-paris-a-bombay-anelka-le-footballeur-globe-trotter_1101082
これももちろん、1つのグローバルの形ですね。
あの、アネルカのことです。
http://www.liberation.fr/sports/2014/09/15/de-paris-a-bombay-anelka-le-footballeur-globe-trotter_1101082
これももちろん、1つのグローバルの形ですね。
2014年9月14日日曜日
KABUKI
今日は歌舞伎に行ってきました。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/images/kabukiza_201409ff.jpg?html
見たのは夜の部で、中では、連獅子が面白かったです。
https://www.youtube.com/watch?v=vP6Gmjf2K0g
千之助は、
このヴィデオの時と比べると、
格段にうまくなっているように感じました。
(もちろん、シロウトの感想です。)
それにしても、特にこの演目は、
「音楽」ですねえ。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/images/kabukiza_201409ff.jpg?html
見たのは夜の部で、中では、連獅子が面白かったです。
https://www.youtube.com/watch?v=vP6Gmjf2K0g
千之助は、
このヴィデオの時と比べると、
格段にうまくなっているように感じました。
(もちろん、シロウトの感想です。)
それにしても、特にこの演目は、
「音楽」ですねえ。
2014年9月13日土曜日
『我的第一本法語文法』
そして、ついに(?)刊行されました、
中国語版:『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』
『我的第一本法語文法』です。
http://www.m.sanmin.com.tw/Product/Index/004699176
わたしにとっては、翻訳してもらうのは、
これが初めて。
まだ実物は見ていないので、
いまいち実感がないのですが。
そして!
この本は台湾の出版社から出ているのですが、
台湾と言えば、
わが同僚、林ひふみ(新井一二三)先生は、
これは誇張ではなく、
台湾ではチョー人気作家です。
で、なんと推薦文を、
この林さんが書いてくれたのでした。
あちらの出版社が感激したのは、
言うまでもありません。
それにしても、
「ンスが抜けてます!」
の頃は、
こんなことが起きるなんて、
考えてもいませんでした。
担当編集者だった天国の君!
こんなことになってるよ。
2014年9月12日金曜日
2014年9月10日水曜日
フランス語超入門!~目指せ、カタコト!(2)
まずい!
宣伝するのを忘れてました!
後期も、生田でフランス語の授業をやります。
https://academy.meiji.jp/course/detail/1934/
締め切りは明日(!)なんですが、
どうも、締め切り後でも、
電話で何とかなる可能性がありそうです。
よろしければ!
宣伝するのを忘れてました!
後期も、生田でフランス語の授業をやります。
https://academy.meiji.jp/course/detail/1934/
締め切りは明日(!)なんですが、
どうも、締め切り後でも、
電話で何とかなる可能性がありそうです。
よろしければ!
2014年9月8日月曜日
新刊は
今、手元にゲラが2つあるのですが、
今日、その内の一冊の、
装幀のラフができてきました。
これが、なかなかステキ。
内容はともかく(←それじゃだめじゃん!)、
いいデザインというのは、
見ているだけで、
どこか心が明るくなりますね。
今回の本は、
わたしにとっては初めての詩集です。
なぜかよくわからないのですが、
5月くらいだったでしょうか、
たまっていたものを、
試しに一冊の本にするつもりで並べてみたところ、
出すなら今かな、
と思ったのでした。
ダルヴィッシュ投手のピッチングに触発された詩もあり、
毎週のように彼の投球を見ていたことも、
関係あるでしょう。
ほんとに小さな本ですが、
わたしにとっては特別の本です。
10月中の刊行を目指しています。
その節は、どうぞよろしくお願いします!
今日、その内の一冊の、
装幀のラフができてきました。
これが、なかなかステキ。
内容はともかく(←それじゃだめじゃん!)、
いいデザインというのは、
見ているだけで、
どこか心が明るくなりますね。
今回の本は、
わたしにとっては初めての詩集です。
なぜかよくわからないのですが、
5月くらいだったでしょうか、
たまっていたものを、
試しに一冊の本にするつもりで並べてみたところ、
出すなら今かな、
と思ったのでした。
ダルヴィッシュ投手のピッチングに触発された詩もあり、
毎週のように彼の投球を見ていたことも、
関係あるでしょう。
ほんとに小さな本ですが、
わたしにとっては特別の本です。
10月中の刊行を目指しています。
その節は、どうぞよろしくお願いします!
2014年9月6日土曜日
2014年9月5日金曜日
Les 10 meilleurs nouveaux clubs d'Europe
ま、行くことはないと思うんですが。
Les 10 meilleurs nouveaux clubs d'Europe
なんて言われると、
一応チェックしたくなるのはなぜでしょう?
http://www.tsugi.fr/magazines/2014/09/02/10-meilleurs-nouveaux-clubs-europe-selon-site-dj-broadcast-6536
Les 10 meilleurs nouveaux clubs d'Europe
なんて言われると、
一応チェックしたくなるのはなぜでしょう?
http://www.tsugi.fr/magazines/2014/09/02/10-meilleurs-nouveaux-clubs-europe-selon-site-dj-broadcast-6536
2014年9月3日水曜日
Ils me manquent baucoup.
午前中、なにかが足りない気がするのは、
ダルヴィッシュ投手と田中投手が、
ともに戦列を離れているから、です。
勇気を「もらった」り、
元気を「あげた」り、
というのは、
いまいちピンとこない感覚なんですが、
ただ、
あのスライダーや、
あのスプリットが見られないのは、
やはりさみしい気がします。
ホワイトソックスに、セールというピッチャーがいて、
この選手もおそろしく迫力があるのですが、
CWSの試合は、あまりBSで放映されません。
あとはタイガースのシャーザーも、
わたしにとっては、見ていて引き込まれるピッチャーです。
今日は夕方、大谷選手の投球を、BSで見ました。
超一流だと思いました。
ただ、まだ若いせいか、
迫力という感じはしません。
彼にそういう雰囲気が出てきたら、
これはすごいでしょうね。
(今でもすごいんですけど。)
ダルヴィッシュ投手と田中投手が、
ともに戦列を離れているから、です。
勇気を「もらった」り、
元気を「あげた」り、
というのは、
いまいちピンとこない感覚なんですが、
ただ、
あのスライダーや、
あのスプリットが見られないのは、
やはりさみしい気がします。
ホワイトソックスに、セールというピッチャーがいて、
この選手もおそろしく迫力があるのですが、
CWSの試合は、あまりBSで放映されません。
あとはタイガースのシャーザーも、
わたしにとっては、見ていて引き込まれるピッチャーです。
今日は夕方、大谷選手の投球を、BSで見ました。
超一流だと思いました。
ただ、まだ若いせいか、
迫力という感じはしません。
彼にそういう雰囲気が出てきたら、
これはすごいでしょうね。
(今でもすごいんですけど。)
2014年9月1日月曜日
初日
今日9月1日から、
明治大学の和泉キャンパスで、
学生向けの語学集中講座が始まりました。
この講座は、先生が全員ネイティヴ、
というのがひとつのウリで、
実は今日、わたしも行きはしたんですが、
もちろん授業はせず、
「コーディネーター」と呼ばれる、
いわば連絡係を担当しました。
でも、初めて会う4人のフランス人の先生方も、
みんなフレンドリーで、
おかげさまで初日は無事終了しました。
大学の控室はわりとそうなんですが、
今日も、
左からフランス語、
右から英語、
前から中国語、
右斜めからドイツ語が、
つねに聞こえていて、
とても控室らしい雰囲気でした。
明治大学の和泉キャンパスで、
学生向けの語学集中講座が始まりました。
この講座は、先生が全員ネイティヴ、
というのがひとつのウリで、
実は今日、わたしも行きはしたんですが、
もちろん授業はせず、
「コーディネーター」と呼ばれる、
いわば連絡係を担当しました。
でも、初めて会う4人のフランス人の先生方も、
みんなフレンドリーで、
おかげさまで初日は無事終了しました。
大学の控室はわりとそうなんですが、
今日も、
左からフランス語、
右から英語、
前から中国語、
右斜めからドイツ語が、
つねに聞こえていて、
とても控室らしい雰囲気でした。
2014年8月30日土曜日
クールダウンに
今日も1日、がんばりました!
J'ai bien bossé, vraiment !
そして一日の仕事の終わりには、
(というのは、たいてい今頃ですが、)
この曲を聞いて、
クールダウンしています。
https://www.youtube.com/watch?v=HjTEGFLEbz0
J'ai bien bossé, vraiment !
そして一日の仕事の終わりには、
(というのは、たいてい今頃ですが、)
この曲を聞いて、
クールダウンしています。
https://www.youtube.com/watch?v=HjTEGFLEbz0
2014年8月28日木曜日
夏も去ぬめり
最近は、打ち合わせで都心に行くことが多いのですが、
今日はお茶の水まで行ってきました。
それにしても、すずしい!
というか、肌寒い!
あはれ今年の夏も去ぬめり
というところなんでしょうか。
でも、いろいろなところに出かけてゆくと、
その先々で知り合いに出合い。
さらにいろんな人の消息を聞けるのは、
なかなか楽しいです。
ああ、彼も孫を持ったのね、とか、
彼女はもうすぐ出産だとか、
彼女は足首を怪我してるとか、
彼は昇進したとか。
わたしの場合、
特にこの10年は、
ほんとに出会いに恵まれて、
ほとんどそれだけで、
なんとかやらせてもらってる感じです。
大学でも、学外でも。
ほんとに、ありがたいことです。
とにかく、今年もあと4か月、
がんばりましょう!
今日はお茶の水まで行ってきました。
それにしても、すずしい!
というか、肌寒い!
あはれ今年の夏も去ぬめり
というところなんでしょうか。
でも、いろいろなところに出かけてゆくと、
その先々で知り合いに出合い。
さらにいろんな人の消息を聞けるのは、
なかなか楽しいです。
ああ、彼も孫を持ったのね、とか、
彼女はもうすぐ出産だとか、
彼女は足首を怪我してるとか、
彼は昇進したとか。
わたしの場合、
特にこの10年は、
ほんとに出会いに恵まれて、
ほとんどそれだけで、
なんとかやらせてもらってる感じです。
大学でも、学外でも。
ほんとに、ありがたいことです。
とにかく、今年もあと4か月、
がんばりましょう!
2014年8月25日月曜日
2014年8月24日日曜日
花火大会
昨日まで、考えてもいなかったのですが、
ふと思いついて、夕方から、
近くの花火大会に行ってきました。
花火大会は、中高生のころ、
実家の近くでいやと言うほど見たので、
特に新鮮味があるわけではないのですが、
行ってみると、その見物客の多さのほうに、
驚かされました。
屋台も、たくさん出てるし。
場所は、多摩川べりだったのですが、
わたしが行ったのは、打ち上げ場所の対岸。
でもこれがよかったのは、
最近では花火と一緒に流される音楽が、
聞こえてこないこと。
昔風に、花火の音だけを、
全身で受け止める、という感じでした。
(それにしても、あの花火に音楽を合わせるって、
どういう発想なんでしょう。
花火を見るなら、花火だけで十分だと、
わたしには感じられるんですが。)
そういえば、外国人の姿も多かったです。
これは、きっと記憶に残るでしょうね。
ふと思いついて、夕方から、
近くの花火大会に行ってきました。
花火大会は、中高生のころ、
実家の近くでいやと言うほど見たので、
特に新鮮味があるわけではないのですが、
行ってみると、その見物客の多さのほうに、
驚かされました。
屋台も、たくさん出てるし。
場所は、多摩川べりだったのですが、
わたしが行ったのは、打ち上げ場所の対岸。
でもこれがよかったのは、
最近では花火と一緒に流される音楽が、
聞こえてこないこと。
昔風に、花火の音だけを、
全身で受け止める、という感じでした。
(それにしても、あの花火に音楽を合わせるって、
どういう発想なんでしょう。
花火を見るなら、花火だけで十分だと、
わたしには感じられるんですが。)
そういえば、外国人の姿も多かったです。
これは、きっと記憶に残るでしょうね。
2014年8月22日金曜日
現代詩手帖8月号
先日亡くなった那珂太郎さんの詩の中では、
おそらくこれがもっとも有名なもののひとつなのでしょう。
*******************************
繭
むらさきの脳髄の
瑪瑙のうつくしい断面はなく
ゆらゆらゆれる
ゆめの繭 憂愁の繭
けむりの絲のゆらめくもつれの
もももももももももも
裳も藻も腿も桃も
もがきからみもぎれよぢれ
とけゆく透明の
鴇いろのとき
よあけの羊水
にひたされた不定型のいのち
のくらい襞にびつしり
ひかる<無>の卵
がエロチックに蠢く
ぎらら
ぐび
る
ぴりれ
鱗粉の銀の砂のながれの
泥のまどろみの
死に刺繍された思念のさなぎの
ただよふ
レモンのにほひ臓物のにほひ
とつぜん噴出する
トパアズの 鴾いろの
みどりの むらさきの
とほい時の都市の塔の
裂かれた空のさけび
うまれるまへにうしなはれる
みえない未来の記憶の
血の花火の
**************************************
現代詩手帖8月号は、那珂さんを追悼していて、
やはりこの詩についての言及が少なくありません。
力のこもった論考もあり、
読み応えがありました。
それにしても、「ひかる<無>の卵」、
そして
「きらら/ぐび/る/ぴりれ」
というのは、
すごいですね。
おそらくこれがもっとも有名なもののひとつなのでしょう。
*******************************
繭
むらさきの脳髄の
瑪瑙のうつくしい断面はなく
ゆらゆらゆれる
ゆめの繭 憂愁の繭
けむりの絲のゆらめくもつれの
もももももももももも
裳も藻も腿も桃も
もがきからみもぎれよぢれ
とけゆく透明の
鴇いろのとき
よあけの羊水
にひたされた不定型のいのち
のくらい襞にびつしり
ひかる<無>の卵
がエロチックに蠢く
ぎらら
ぐび
る
ぴりれ
鱗粉の銀の砂のながれの
泥のまどろみの
死に刺繍された思念のさなぎの
ただよふ
レモンのにほひ臓物のにほひ
とつぜん噴出する
トパアズの 鴾いろの
みどりの むらさきの
とほい時の都市の塔の
裂かれた空のさけび
うまれるまへにうしなはれる
みえない未来の記憶の
血の花火の
**************************************
現代詩手帖8月号は、那珂さんを追悼していて、
やはりこの詩についての言及が少なくありません。
力のこもった論考もあり、
読み応えがありました。
それにしても、「ひかる<無>の卵」、
そして
「きらら/ぐび/る/ぴりれ」
というのは、
すごいですね。
2014年8月20日水曜日
『ハートの女王』
『エキゾチック・パリ案内』でもご紹介した、
バルベス国立オーケストラ。
久しぶりの新譜、遅ればせながら、聞いてみました。
いいです!
https://www.youtube.com/watch?v=eACofO-5IIA
彼らは基本が「多彩」。だから、
これ一曲では、なかなか全体の像は結びにくいのですが、
おお、国内版がありました。
ここで各曲のさわりが聞けます。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B-%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%82%A9%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%99%E3%82%B9/dp/B00IW7540E/ref=sr_1_12?ie=UTF8&qid=1408538684&sr=8-12&keywords=barbes+orchestre
今回は、アルバム・タイトルからも察せられるとおり、
6人の女性ヴォーカルをフィーチャーもして、
さらに多彩さが上がっています。
とにかく、とても脂がのってる感じがします!
2014年8月18日月曜日
The Black Hand
昨日は、1915のThe Italian のことを書きましたが、
もっと、しつこ~~く見てみると、
ありました、1906制作、The Black Hand です。
なんと、YouTube にありました。
約11分の無声映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=FRyLyAUgItw
肉屋さんが、マフィアにショバ代的なものを要求され、
しかし払わないでいると、
娘さんが誘拐されてしまいます。
でも、当時の「刑事」らしき人たちの助けで、
うまく救い出せた、という話のようです。
これが、イタリア系のマフィアなのだそうです。
で、NY における移民映画、となるわけです。
1906。
これより古いものも、
あるんでしょうねえ。
もっと、しつこ~~く見てみると、
ありました、1906制作、The Black Hand です。
なんと、YouTube にありました。
約11分の無声映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=FRyLyAUgItw
肉屋さんが、マフィアにショバ代的なものを要求され、
しかし払わないでいると、
娘さんが誘拐されてしまいます。
でも、当時の「刑事」らしき人たちの助けで、
うまく救い出せた、という話のようです。
これが、イタリア系のマフィアなのだそうです。
で、NY における移民映画、となるわけです。
1906。
これより古いものも、
あるんでしょうねえ。
2014年8月17日日曜日
The Italian
もし「移民映画」というジャンルがあるとするなら、
その一番最初の作品は何か、
というのが気になります。
すぐ思いつくのは、チャップリンの『移民』で、
これは1917ですから、
早いほうなのはまちがいないでしょう。
でも、
The Italian もあるよ、と教えられました。
これは、1915の制作で、
ニューヨークを舞台とした、イタリア系移民の物語です。
DVD を買うことができたので、
さっそく見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=RcYMvRgYttg
↑ は、画質もよくないし、
ここだけだと奇妙な感じですが、これは、
実は、自分の赤ちゃんを病気で亡くした主人公が、
まさにその赤ちゃんが生死の瀬戸際だった時、
主人公に対して相当つらく当たった政治家の家の中です。
政治家の幼い娘も病気だと知って、
その子を復讐のために殺してしまおうとやってきたのですが、
その子の様子が、自分の死んだ赤ちゃんにそっくりで、
とても殺すどころではない、という場面です。
無声映画で、どうかな、と思ってみたんですが、
引き込まれました。
いい映画だと思います。
この映画は、『ゴッドファーザー・パートⅡ』をはじめとする、
いわゆるイタリア系のマフィアがらみの映画に、
強い影響を与えているそうです。
たしかに、コルレオーネと似てるかも。
昔一度だけ、NYのリトル・イタリーで食事したことがありますが、
もっとしっかり街を見ておけばよかった!
その一番最初の作品は何か、
というのが気になります。
すぐ思いつくのは、チャップリンの『移民』で、
これは1917ですから、
早いほうなのはまちがいないでしょう。
でも、
The Italian もあるよ、と教えられました。
これは、1915の制作で、
ニューヨークを舞台とした、イタリア系移民の物語です。
DVD を買うことができたので、
さっそく見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=RcYMvRgYttg
↑ は、画質もよくないし、
ここだけだと奇妙な感じですが、これは、
実は、自分の赤ちゃんを病気で亡くした主人公が、
まさにその赤ちゃんが生死の瀬戸際だった時、
主人公に対して相当つらく当たった政治家の家の中です。
政治家の幼い娘も病気だと知って、
その子を復讐のために殺してしまおうとやってきたのですが、
その子の様子が、自分の死んだ赤ちゃんにそっくりで、
とても殺すどころではない、という場面です。
無声映画で、どうかな、と思ってみたんですが、
引き込まれました。
いい映画だと思います。
この映画は、『ゴッドファーザー・パートⅡ』をはじめとする、
いわゆるイタリア系のマフィアがらみの映画に、
強い影響を与えているそうです。
たしかに、コルレオーネと似てるかも。
昔一度だけ、NYのリトル・イタリーで食事したことがありますが、
もっとしっかり街を見ておけばよかった!
2014年8月16日土曜日
「問題は何ひとつ……」
大虐殺の時代はすぎたか
飢餓の牙は消えたか
結核菌はジュースのように薄くなったか
権力者は君臨していないか
精神病者は完全に看護されているか
貧しき人びとは静かにねむっているか
「問題は何ひとつ……」
北村太郎のこの詩は、『冬の当直』(1972)に収められています。
1972年というと、戦後27年目。
その時から、もう40年以上経つわけです。
この詩は、こう続きます。
あったこと
あること
ありうべきことをすべて想像したか
飢餓の牙は消えたか
結核菌はジュースのように薄くなったか
権力者は君臨していないか
精神病者は完全に看護されているか
貧しき人びとは静かにねむっているか
「問題は何ひとつ……」
北村太郎のこの詩は、『冬の当直』(1972)に収められています。
1972年というと、戦後27年目。
その時から、もう40年以上経つわけです。
この詩は、こう続きます。
あったこと
あること
ありうべきことをすべて想像したか
2014年8月15日金曜日
独・仏
8/11 の、朝日新聞の記事から。
**************************************
(戦後70年へ)敵対関係を超えて
**************************************
(戦後70年へ)敵対関係を超えて
共有進む虐殺の記憶
編集委員・三浦俊章
2014年8月11日23時55分
第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から70年。第1次大戦開始からは100年。今年、現代史の節目を迎える欧州では、ことあるごとに各国首脳が集い、歴史をふりかえる。かつての敵対関係を超えて、戦争の記憶の共有が進む。歴史観をめぐって対立が深まる一方の東アジアとどこが違うのか。現地から報告する。
小鳥がさえずり、タンポポが風に揺れる。鐘の音も聞こえてきた。フランス中部の小村オラドゥールは、のどかな田園が広がる。しかし、時間は1944年6月10日で止まっていた。
■廃墟の村を保存
村全体が廃虚だ。崩れ落ちた建物をのぞくと、赤茶色にさびたミシンがある。道には自動車の残骸。焼き打ちされた教会では、鉄枠だけの乳母車が、70年前の惨劇を伝えている。
この日、ナチス親衛隊が村を占拠。村民を納屋や教会に閉じ込め、火を放ち、一斉射撃した。女性と子供を含む642人が虐殺された。その4日前に連合軍がノルマンディーに上陸している。村は抵抗運動とのつながりを疑われたが、武器は見つかっていない。戦後仏政府は、虐殺を歴史にとどめるため、村をそのまま保存することを決めた。
昨年の9月4日、ドイツのガウク大統領とフランスのオランド大統領が、連れ立って村を訪れた。69年の歳月を経て、村が独大統領の訪問を受け入れたのである。2人は、生存者の腕をとって、悲劇の現場だった教会の祭壇に向かった。
■「真実のみが礎」
〈ガウク大統領〉「ドイツ人が犯した重い罪に向き合うとき、深い驚愕(きょうがく)の念を免れることはありません」
〈オランド大統領〉「真実のみが和解の礎となる。戦後両国は、過去を乗り越え、未来を分かち合うと決断しました」
オラドゥールの地だけではない。今年6月6日にノルマンディー上陸作戦の記念式典。同月26日に第1次大戦の古戦場ベルギー・イーペルで開かれた欧州連合(EU)首脳の会合。8月3日には独仏開戦100年式典と、共同行事が続く。
第2次大戦後の冷戦下の欧州では、今日のEUに発展する地域統合が進んだ。ドイツは欧州の一員に徹する道を選び、フランスは受け入れた。和解の環境が整っていたといえる。だが、それだけでは、十分ではなかった。
「和解は、両国の単なる経済協力の延長でもなければ、社会に自然と浸透するものでもない。双方の指導者層の間に、和解を成し遂げようという明確な意志があり、首脳がそれにふさわしい象徴的行動をとり、指導的役割を果たしたことが大きかった」と、ロンドン大学のアントニー・ベスト博士(国際関係史)。
小鳥がさえずり、タンポポが風に揺れる。鐘の音も聞こえてきた。フランス中部の小村オラドゥールは、のどかな田園が広がる。しかし、時間は1944年6月10日で止まっていた。
■廃墟の村を保存
村全体が廃虚だ。崩れ落ちた建物をのぞくと、赤茶色にさびたミシンがある。道には自動車の残骸。焼き打ちされた教会では、鉄枠だけの乳母車が、70年前の惨劇を伝えている。
この日、ナチス親衛隊が村を占拠。村民を納屋や教会に閉じ込め、火を放ち、一斉射撃した。女性と子供を含む642人が虐殺された。その4日前に連合軍がノルマンディーに上陸している。村は抵抗運動とのつながりを疑われたが、武器は見つかっていない。戦後仏政府は、虐殺を歴史にとどめるため、村をそのまま保存することを決めた。
昨年の9月4日、ドイツのガウク大統領とフランスのオランド大統領が、連れ立って村を訪れた。69年の歳月を経て、村が独大統領の訪問を受け入れたのである。2人は、生存者の腕をとって、悲劇の現場だった教会の祭壇に向かった。
■「真実のみが礎」
〈ガウク大統領〉「ドイツ人が犯した重い罪に向き合うとき、深い驚愕(きょうがく)の念を免れることはありません」
〈オランド大統領〉「真実のみが和解の礎となる。戦後両国は、過去を乗り越え、未来を分かち合うと決断しました」
オラドゥールの地だけではない。今年6月6日にノルマンディー上陸作戦の記念式典。同月26日に第1次大戦の古戦場ベルギー・イーペルで開かれた欧州連合(EU)首脳の会合。8月3日には独仏開戦100年式典と、共同行事が続く。
第2次大戦後の冷戦下の欧州では、今日のEUに発展する地域統合が進んだ。ドイツは欧州の一員に徹する道を選び、フランスは受け入れた。和解の環境が整っていたといえる。だが、それだけでは、十分ではなかった。
「和解は、両国の単なる経済協力の延長でもなければ、社会に自然と浸透するものでもない。双方の指導者層の間に、和解を成し遂げようという明確な意志があり、首脳がそれにふさわしい象徴的行動をとり、指導的役割を果たしたことが大きかった」と、ロンドン大学のアントニー・ベスト博士(国際関係史)。
8/15
リツイートします。
********************************
ことあらためて「命を大切にする教育」みたいなものを持ち出す前に、
たとえば、
「お国」や「お家」や「家族」といった「命を超える価値」のために、
自らの命を投げ出した人間を称揚するタイプのヒロイズムを、
教育現場から根絶することが先決だと思います。
「神風特攻隊は国家的な狂気でした」ということを
はっきりと国のトップが明言することが、
「命を大切にする教育」の第一歩ですよ。
(……)敵国民の死を実現するために、
自国民に死を要求する行為である戦争ほど
「命を大切にする」ことから遠い行為も無いだろうに。
小田嶋隆
*********************************
自衛のためでも、
祖国のためでも、
正当防衛であってさえも、
人を殺せば「ひとごろし」。
入沢康夫
*********************************
そして、今日は、これ。
http://blog.tatsuru.com/2014/08/15_0918.php
********************************
ことあらためて「命を大切にする教育」みたいなものを持ち出す前に、
たとえば、
「お国」や「お家」や「家族」といった「命を超える価値」のために、
自らの命を投げ出した人間を称揚するタイプのヒロイズムを、
教育現場から根絶することが先決だと思います。
「神風特攻隊は国家的な狂気でした」ということを
はっきりと国のトップが明言することが、
「命を大切にする教育」の第一歩ですよ。
(……)敵国民の死を実現するために、
自国民に死を要求する行為である戦争ほど
「命を大切にする」ことから遠い行為も無いだろうに。
小田嶋隆
*********************************
自衛のためでも、
祖国のためでも、
正当防衛であってさえも、
人を殺せば「ひとごろし」。
入沢康夫
*********************************
そして、今日は、これ。
http://blog.tatsuru.com/2014/08/15_0918.php
2014年8月14日木曜日
Frans Brüggen
ロリン・マゼール、クラウディオ・アバドと、
横綱級の指揮者が続けて亡くなりましたが、
けさのニュースによると、
フランス・ブリュッヘンも亡くなられたそうです。
79歳と言いますから、
若くはないのでしょう。
わたしは、ブリュッヘンの音楽が好きでした。
あの18世紀オーケストラが、あのモーツァルトを演奏し始めたころ、
ブリュッヘンはかっこよかった!
わたしにとっては、聞いたことのない響き、
聞いたことのなかったモーツァルトでした。
https://www.youtube.com/watch?v=-ZFD0qaKPTg
今日はブリュッヘンを聞くことにします。
横綱級の指揮者が続けて亡くなりましたが、
けさのニュースによると、
フランス・ブリュッヘンも亡くなられたそうです。
79歳と言いますから、
若くはないのでしょう。
わたしは、ブリュッヘンの音楽が好きでした。
あの18世紀オーケストラが、あのモーツァルトを演奏し始めたころ、
ブリュッヘンはかっこよかった!
わたしにとっては、聞いたことのない響き、
聞いたことのなかったモーツァルトでした。
https://www.youtube.com/watch?v=-ZFD0qaKPTg
今日はブリュッヘンを聞くことにします。
2014年8月13日水曜日
二十四の瞳
小豆島と言えば、
『二十四の瞳』の舞台でもあります。
映画版は、1954年、
つまり、あの『ゴジラ』と同じ年に、
公開されました。
その舞台となった小学校が、
残っています。
ここの教室を見て回っていたとき、
ある、4世代の家族グループと一緒でした。
まだヨチヨチ歩きのかわいいちびちゃん、
その若いお母さん、
そのお父さん、
そのまたお父さん、
にちがいありません。
わたしと、一緒にいた院生は、
最年長のおじいさんと少し話しました。
展示されている尋常小学校の教科書を見て、
「ああ、これ使っとった」
そして、うやうやしく飾られた教育勅語については、
「これはな、いつもは倉庫にしまってあってな、
校長が、朝礼の時なんか、
真っ白い手袋して、出してくるのよ」
と言うのでした。
このおじいさんといると、
まさにタイム・スリップするかのようでした。
『二十四の瞳』の舞台でもあります。
映画版は、1954年、
つまり、あの『ゴジラ』と同じ年に、
公開されました。
その舞台となった小学校が、
残っています。
ここの教室を見て回っていたとき、
ある、4世代の家族グループと一緒でした。
まだヨチヨチ歩きのかわいいちびちゃん、
その若いお母さん、
そのお父さん、
そのまたお父さん、
にちがいありません。
わたしと、一緒にいた院生は、
最年長のおじいさんと少し話しました。
展示されている尋常小学校の教科書を見て、
「ああ、これ使っとった」
そして、うやうやしく飾られた教育勅語については、
「これはな、いつもは倉庫にしまってあってな、
校長が、朝礼の時なんか、
真っ白い手袋して、出してくるのよ」
と言うのでした。
このおじいさんといると、
まさにタイム・スリップするかのようでした。
2014年8月12日火曜日
2014年8月11日月曜日
父路門先生、ありがとうございました
学生時代にお世話になった父路門フランソワ先生が、
帰天なされました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2014081102000037.html
わたしが、初めて作った教科書は、
『モナリザが行方不明』といい、
それは1911年に実際に起こったモナリザ盗難事件を題材にした、
ミステリー・タッチのものでした。
この教科書を、一応書き上げ、
そのフランス語をチェックしてくださったのも、
父路門先生でした。
夜の研究室で、父路門先生と、
共著者であった寺家村君(現在、拓大教授)と、
わたしと、
逐一フランス語を見ていったのでした。
指示代名詞の中に、たとえば、
celui-ci, celui-là という、差をつけて言う表現がありますが、
「これは、いらないでしょう?」
とおっしゃり、
そのときからわたしは、
授業でこの部分を説明するたびに、
父路門先生のことを思い出します。
吸い込まれそうなほどきれいだった先生の緑の瞳も、
忘れることはないでしょう。
先生、ありがとうございました。
帰天なされました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2014081102000037.html
わたしが、初めて作った教科書は、
『モナリザが行方不明』といい、
それは1911年に実際に起こったモナリザ盗難事件を題材にした、
ミステリー・タッチのものでした。
この教科書を、一応書き上げ、
そのフランス語をチェックしてくださったのも、
父路門先生でした。
夜の研究室で、父路門先生と、
共著者であった寺家村君(現在、拓大教授)と、
わたしと、
逐一フランス語を見ていったのでした。
指示代名詞の中に、たとえば、
celui-ci, celui-là という、差をつけて言う表現がありますが、
「これは、いらないでしょう?」
とおっしゃり、
そのときからわたしは、
授業でこの部分を説明するたびに、
父路門先生のことを思い出します。
吸い込まれそうなほどきれいだった先生の緑の瞳も、
忘れることはないでしょう。
先生、ありがとうございました。
2014年8月10日日曜日
高知
わたしの本籍は、たしか大学生のころまで、
高知県安芸郡田野町でした。
行ったことはなかったのですが、
祖父の出身地が田野町だったわけです。
ちなみに祖母の出身は、
田野町と川を隔てた奈半利です。
かつて土佐藩には、清岡道之助という志士がいましたが、
彼は安芸郡田野町の出身です。
同じ町内の同じ苗字であり、
わずかながら繋がりはあるのだと、
親戚の間では語られたりもします。
というわけで高知には、よく知らないまま、
思い入れがあります。
その高知が、続けざまに台風に襲われています。
ニュース写真には、すさまじい高波も写っていました。
高知も、その他の地域も、
大きな災害のないことを祈っています。
高知県安芸郡田野町でした。
行ったことはなかったのですが、
祖父の出身地が田野町だったわけです。
ちなみに祖母の出身は、
田野町と川を隔てた奈半利です。
かつて土佐藩には、清岡道之助という志士がいましたが、
彼は安芸郡田野町の出身です。
同じ町内の同じ苗字であり、
わずかながら繋がりはあるのだと、
親戚の間では語られたりもします。
というわけで高知には、よく知らないまま、
思い入れがあります。
その高知が、続けざまに台風に襲われています。
ニュース写真には、すさまじい高波も写っていました。
高知も、その他の地域も、
大きな災害のないことを祈っています。
2014年8月8日金曜日
ImaginAsia 2014
というわけで、小豆島の四泊五日から帰ってきました。
台風が近づいていて、ちょっと心配しましたが、
雨はぱらつく程度でした。
曇りの日が続きましたが、これなら雨よりはずいぶんマシです。
これは、オリーヴ公園というところからの写真です。
曇ってます。
小豆島は初めてでしたが、いいところでした。
クルマを運転する機会が多かったのですが、
島のクルマの平均的スピードにも、
東京都の違いを如実に感じました。
今回は、PC を持っていかなかったので、
ネットからも切り離された生活でした。
でも、ほとんど不便もありませんでした。
で、
東京に戻って、
クルマは走り、
食べ物屋はそこここにあり、
人も多く、
といういつもの生活に、
まだビミョーに慣れない感じです。
今回は、明治の大学院生たちと一緒に参加しました。
タイや台湾の学生たちもたくさん来ていて、
彼らと(英語で)話すのも、新鮮で楽しかったです。
また彼らを指導している先生たちとも行動を共にしたのですが、
とてもいい人たちで、
いろいろ勉強させてもらいました。
学生たちには、計り知れないほど刺激になったと思います。
そしてわたしたち教員も、やはりいい刺激を受けました。
次回は、台北の予定です。
2014年8月2日土曜日
『放哉全句集』
先日、『海も暮れきる』について書きましたが、
それに続いて、
『尾崎放哉全句集』(ちくま文庫)も読んでみました。
句は、最初のころの定型のものから、
しだいに自由律に移っていく感じが、
とても自然に感じられ、よかったです。
また、放哉が小豆島に移ってから書いた、
「入庵の記」も収録されていて、
こちらも、彼の呼吸が伝わってきて、
楽しく読めました。
彼の手紙を読んでいる時と、
とても近いリズムがありました。
というわけで、明日から5 日間、高松&小豆島です。
今、台風の影響で雨が降っているらしいのですが、
それもまたよし、ということにします!
それに続いて、
『尾崎放哉全句集』(ちくま文庫)も読んでみました。
句は、最初のころの定型のものから、
しだいに自由律に移っていく感じが、
とても自然に感じられ、よかったです。
また、放哉が小豆島に移ってから書いた、
「入庵の記」も収録されていて、
こちらも、彼の呼吸が伝わってきて、
楽しく読めました。
彼の手紙を読んでいる時と、
とても近いリズムがありました。
というわけで、明日から5 日間、高松&小豆島です。
今、台風の影響で雨が降っているらしいのですが、
それもまたよし、ということにします!
2014年8月1日金曜日
海と小学校
小豆島を、ストリート・ヴューで散歩していたら、
こんな小学校がありました。
https://www.google.co.jp/maps/@34.470421,134.142826,3a,75y,262.16h,82.37t/data=!3m4!1e1!3m2!1sE3ddCWadEOUBctkesn_9Jg!2e0
なんというロケーションでしょう!!
こんな小学校に1年も通っていたら、
きっともっとマシな人間になっていただろうという気がします……。
こんな小学校がありました。
https://www.google.co.jp/maps/@34.470421,134.142826,3a,75y,262.16h,82.37t/data=!3m4!1e1!3m2!1sE3ddCWadEOUBctkesn_9Jg!2e0
なんというロケーションでしょう!!
こんな小学校に1年も通っていたら、
きっともっとマシな人間になっていただろうという気がします……。
2014年7月28日月曜日
2014年7月27日日曜日
『海も暮れきる』
来週、小豆島で行われる学会に参加する予定です。
小豆島は、初めてなんですが、
小豆島と言えば、尾崎放哉です。
わたしが放哉のことをはっきり知ったのは、
吉村昭の『海も暮れきる』を読んだ時でした。
かれこれ30年前です。
で、久しぶりに読んでみました。
細部はほぼまったく覚えていませんでしたが、
ただ1つ、
30年前に「いいなあ」と思って覚えた俳句、
火の気のない火鉢を寝床から見て居る
はやはり出ていて、
やはり「いいなあ」と思ったのでした。
肺病を患い、
酒癖が悪く、というよりほとんど酒乱で、
いやな奴で、
さみしがり屋で、
気位は高くて、
弱くて、
いい俳句を作ることだけに関心があり、
過去の俳句を本にするという気持ちがまったくない、
放哉という人。
彼が人生最後の8か月を過ごした庵が、
今は記念館になっているようです。
時間がどれだけ取れるかわかりませんが、
ここだけは行ってみたいです。
この庵から、海はどんなふうに見えるのか……
小豆島は、初めてなんですが、
小豆島と言えば、尾崎放哉です。
わたしが放哉のことをはっきり知ったのは、
吉村昭の『海も暮れきる』を読んだ時でした。
かれこれ30年前です。
で、久しぶりに読んでみました。
細部はほぼまったく覚えていませんでしたが、
ただ1つ、
30年前に「いいなあ」と思って覚えた俳句、
火の気のない火鉢を寝床から見て居る
はやはり出ていて、
やはり「いいなあ」と思ったのでした。
肺病を患い、
酒癖が悪く、というよりほとんど酒乱で、
いやな奴で、
さみしがり屋で、
気位は高くて、
弱くて、
いい俳句を作ることだけに関心があり、
過去の俳句を本にするという気持ちがまったくない、
放哉という人。
彼が人生最後の8か月を過ごした庵が、
今は記念館になっているようです。
時間がどれだけ取れるかわかりませんが、
ここだけは行ってみたいです。
この庵から、海はどんなふうに見えるのか……
2014年7月25日金曜日
2014年7月22日火曜日
Viridiana
ブニュエルついでに、
『ビリディアナ』
も見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=x4hTSjfh7Y0
この映画は、学生時代に見たくて見たくて、
でも全然見られなくて、
なんとかシナリオだけ手に入れて、
読んだものです。
冒涜的、と言われますが、
まあそれは間違いないところでしょう、
そういう言葉が出てくるような立場から見れば。
ブニュエル的な鍵がいくつも散らばっていて、
目が回る気さえしました。
ブニュエルは、全部見てからじゃないと、
語りにくい監督だと感じました。
『ビリディアナ』
も見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=x4hTSjfh7Y0
この映画は、学生時代に見たくて見たくて、
でも全然見られなくて、
なんとかシナリオだけ手に入れて、
読んだものです。
冒涜的、と言われますが、
まあそれは間違いないところでしょう、
そういう言葉が出てくるような立場から見れば。
ブニュエル的な鍵がいくつも散らばっていて、
目が回る気さえしました。
ブニュエルは、全部見てからじゃないと、
語りにくい監督だと感じました。
2014年7月21日月曜日
2014年7月19日土曜日
それにしても
それにしても、
ウクライナの戦闘、旅客機墜落、イスラエルのガザ侵攻、など、
重くて、厳しすぎるニュースが続きます。
旅客機の撃墜に関しては、
ロシアの武器が使われたという、アメリカ発の報道があります。
武器を独立派(=親ロシア派)に渡し、
訓練もしたはずだというわけです。
(アメリカは、以前大外れの発表で戦争を仕掛けた「前科」があるので、
このまま鵜呑みにはできませんが。)
こどもが、80人も乗っていたのに。
もちろん、母親も、父親も、兄弟も、姉妹も。
そしてアメリカは、イスラエルの空爆を支持しています。
ここでもまた、こどもたちが死んでいます。
(日本はこのアメリカと、「集団」になろうとしているわけです。
つまり、アラブ諸国を敵に回すことになるのでしょう。)
福島ではまた、汚染水漏れが見つかりました。
(現在も漏れ続けているとか。)
もうこれで何度目でしょう。
これでどうして、再稼働という話が出てくるのか……
ウクライナの戦闘、旅客機墜落、イスラエルのガザ侵攻、など、
重くて、厳しすぎるニュースが続きます。
旅客機の撃墜に関しては、
ロシアの武器が使われたという、アメリカ発の報道があります。
武器を独立派(=親ロシア派)に渡し、
訓練もしたはずだというわけです。
(アメリカは、以前大外れの発表で戦争を仕掛けた「前科」があるので、
このまま鵜呑みにはできませんが。)
こどもが、80人も乗っていたのに。
もちろん、母親も、父親も、兄弟も、姉妹も。
そしてアメリカは、イスラエルの空爆を支持しています。
ここでもまた、こどもたちが死んでいます。
(日本はこのアメリカと、「集団」になろうとしているわけです。
つまり、アラブ諸国を敵に回すことになるのでしょう。)
福島ではまた、汚染水漏れが見つかりました。
(現在も漏れ続けているとか。)
もうこれで何度目でしょう。
これでどうして、再稼働という話が出てくるのか……
Henri Vieuxtemps
アンリ・ヴィウータン(ヴュータン)は、
19世紀の中ごろに活躍したヴァイオリン奏者&作曲家です。
マイナーな部類に入るのでしょうけど、
ヴァイオリン・コンツェルトは比較的知られているのでしょうか。
大好きと言ってもいいヒラリー・ハーンが、
その曲を弾く映像がありました!
https://www.youtube.com/watch?v=SmA5cKoz8ao
これは貴重&なかなかいいです!
19世紀の中ごろに活躍したヴァイオリン奏者&作曲家です。
マイナーな部類に入るのでしょうけど、
ヴァイオリン・コンツェルトは比較的知られているのでしょうか。
大好きと言ってもいいヒラリー・ハーンが、
その曲を弾く映像がありました!
https://www.youtube.com/watch?v=SmA5cKoz8ao
これは貴重&なかなかいいです!
2014年7月18日金曜日
『幻影は市電に乗って旅する』
今日は、昨日見た『昇天峠』の3年後に制作された、
『幻影は市電に乗って旅する』
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=ck-IRtv3Kfc
タイトルは、
妙に「文学」的ですが、
全体としては楽しいドラマで、
お笑いと言うのではありませんが、
コメディー風なトーンも感じられます。
ただ、やはりブニュエルらしさは刻印されています。
たとえば、夜の街を走る市電(主人公たちが勝手に動かしている)に、
まあいろんな人たちが乗ってくるわけですが、
「屠畜場前」では、
豚の頭や、牛の脳みそ、腐ったようにも見える肉の塊も運び込まれ、
それらが吊革に吊り下げられていくのです。
もう、異様です。(32分前後)
なにか、この作品を撮っているブニュエルは、
とても生き生きしていただろうという気がしました。
『幻影は市電に乗って旅する』
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=ck-IRtv3Kfc
タイトルは、
妙に「文学」的ですが、
全体としては楽しいドラマで、
お笑いと言うのではありませんが、
コメディー風なトーンも感じられます。
ただ、やはりブニュエルらしさは刻印されています。
たとえば、夜の街を走る市電(主人公たちが勝手に動かしている)に、
まあいろんな人たちが乗ってくるわけですが、
「屠畜場前」では、
豚の頭や、牛の脳みそ、腐ったようにも見える肉の塊も運び込まれ、
それらが吊革に吊り下げられていくのです。
もう、異様です。(32分前後)
なにか、この作品を撮っているブニュエルは、
とても生き生きしていただろうという気がしました。
2014年7月17日木曜日
『昇天峠』
今日の「コンテンツ批評」では、
ルイス・ブニュエル監督の、メキシコ時代の作品、
『昇天峠』(1951)
を見ました。
ブニュエルは1900年生まれですから、
50代の作品と言うことになります。
舞台はメキシコの「サン・ヘロニモ」。
(と字幕には出るんですが、音声では、
「サン・ヘロニミート」とはっきり言っています。
これはサン・ヘロニモの親称なのか、
それとも海岸の町、サン・ヘロニミートなのか、
微妙です。
ただ、サン・ヘロニミートだと、ちょっと辻褄が合わないんですが。)
この村に住む三兄弟の一人が、
結婚式を挙げます。
でも、彼の母親は半ば危篤状態で、
その母親の遺言を正式なものとするため、
海沿いの町ペタトランまで、公証人を呼びに行かなくてはなりません。
で、乗り合いバスを使っての、小さな旅が始まるのです。
この映画のもっとも注目すべきシークエンスは、
主人公が見る白日夢です。
それが、これです。
https://www.youtube.com/watch?v=e9mPtibAH6M
ブニュエル的、と言ってしまえばそれまでですが、
わたしには、2分38秒ごろ通りかかる、
山羊を方に乗せた人物が気にかかります。
奇妙に面白い映画でした。
(さすがブニュエル!)
ルイス・ブニュエル監督の、メキシコ時代の作品、
『昇天峠』(1951)
を見ました。
ブニュエルは1900年生まれですから、
50代の作品と言うことになります。
舞台はメキシコの「サン・ヘロニモ」。
(と字幕には出るんですが、音声では、
「サン・ヘロニミート」とはっきり言っています。
これはサン・ヘロニモの親称なのか、
それとも海岸の町、サン・ヘロニミートなのか、
微妙です。
ただ、サン・ヘロニミートだと、ちょっと辻褄が合わないんですが。)
この村に住む三兄弟の一人が、
結婚式を挙げます。
でも、彼の母親は半ば危篤状態で、
その母親の遺言を正式なものとするため、
海沿いの町ペタトランまで、公証人を呼びに行かなくてはなりません。
で、乗り合いバスを使っての、小さな旅が始まるのです。
この映画のもっとも注目すべきシークエンスは、
主人公が見る白日夢です。
それが、これです。
https://www.youtube.com/watch?v=e9mPtibAH6M
ブニュエル的、と言ってしまえばそれまでですが、
わたしには、2分38秒ごろ通りかかる、
山羊を方に乗せた人物が気にかかります。
奇妙に面白い映画でした。
(さすがブニュエル!)
2014年7月14日月曜日
朗読劇『銀河鉄道の夜』、ラスト!
朗読劇『銀河鉄道の夜』、
わたしがこれを見たのは、
忘れもしない、
去年の3月11日でした。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/03/blog-post_12.html
そしてこの劇は、その後も「進化」を続け、
この東京公演が最後になるようです。
管さんからのメッセージは、以下の通りです。
****************************************
古川日出男が脚本・演出、小島ケイタニーラブが音楽、
ぼくが劇中詩、柴田元幸が部分的英訳を担当し、
この4人で演じる声の演劇として、
過去2年半にわたり東北被災地や関西各地などで
20回ほどの舞台を作ってきました。
土地ごとに演出を変え、脚本を手直ししての上演でした。
劇自体が旅し、成長する、その過程は、
河合宏樹監督によるドキュメンタリー映画
『ほんとうのうた』に記録されています
(7月19日より公開。
予告編はこちらから http://milkyway-railway.com/movie/ )
この舞台の完成形、
そして最初で最後の大ホール上演を
7月20日(日)に行ないます。
場所はお茶の水の明治大学アカデミーホール。
しっかりした音響機材を準備し、映画館なみの音質で、
この類例のない演劇をお楽しみいただくつもりです。
一般チケットは下北沢の話題の本屋B&Bでの独占ウェブ販売で、
おひとりさま2000円です(前売りのみ)。
http://bookandbeer.com/blog/news/milkyway-railway/
ぜひ、いらしてください。
これまで機会のなかった方に、
ぜひともごらんいただければさいわいです。
またすでに2度、3度と各地の上演にいらしていただいたみなさまにも、
まったく異なった体験をしていただけることをお約束します。
*****************************************
今週末です!
わたしがこれを見たのは、
忘れもしない、
去年の3月11日でした。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/03/blog-post_12.html
そしてこの劇は、その後も「進化」を続け、
この東京公演が最後になるようです。
管さんからのメッセージは、以下の通りです。
****************************************
古川日出男が脚本・演出、小島ケイタニーラブが音楽、
ぼくが劇中詩、柴田元幸が部分的英訳を担当し、
この4人で演じる声の演劇として、
過去2年半にわたり東北被災地や関西各地などで
20回ほどの舞台を作ってきました。
土地ごとに演出を変え、脚本を手直ししての上演でした。
劇自体が旅し、成長する、その過程は、
河合宏樹監督によるドキュメンタリー映画
『ほんとうのうた』に記録されています
(7月19日より公開。
予告編はこちらから http://milkyway-railway.com/movie/ )
この舞台の完成形、
そして最初で最後の大ホール上演を
7月20日(日)に行ないます。
場所はお茶の水の明治大学アカデミーホール。
しっかりした音響機材を準備し、映画館なみの音質で、
この類例のない演劇をお楽しみいただくつもりです。
一般チケットは下北沢の話題の本屋B&Bでの独占ウェブ販売で、
おひとりさま2000円です(前売りのみ)。
http://bookandbeer.com/blog/news/milkyway-railway/
ぜひ、いらしてください。
これまで機会のなかった方に、
ぜひともごらんいただければさいわいです。
またすでに2度、3度と各地の上演にいらしていただいたみなさまにも、
まったく異なった体験をしていただけることをお約束します。
*****************************************
今週末です!
2014年7月12日土曜日
『 7 days in Havana 』
今日の東京は、朝から暑くて、
急に思い立ち、
初プールしてきました。
夏に時々行く屋内市民プールですが、
少し値上がりして、600円でした。
すごく安くはないですね。
ただ、去年は工事中だった広々した風呂(?)も使えて、
快適でした。
もちろん、混んでました。
★
先日、『ゾンビ革命』のことを書きましたが、
(見てくださった方からお便りもいただきました。Merci !)
キューバものとして、もう1つ、
『7 デイズ・イン・ハヴァナ』
も見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=vvdmPFNVeiY
これは曜日ごとのオムニバスで、
『パリ20区』のローラン・カンテ監督も参加しています。
ドキュメンタリー風のものあり、
ドラマチックなものありで、
なかなか楽しめます。
『ゾンビ革命』に比べると、ずいぶん品がいいです。
キューバと言えば野球ですが、
中には、この野球が作品のテーマに関わっているものもあり、
それにわたしは、グッときました。
キューバは、なかなか魅力的ですね。
急に思い立ち、
初プールしてきました。
夏に時々行く屋内市民プールですが、
少し値上がりして、600円でした。
すごく安くはないですね。
ただ、去年は工事中だった広々した風呂(?)も使えて、
快適でした。
もちろん、混んでました。
★
先日、『ゾンビ革命』のことを書きましたが、
(見てくださった方からお便りもいただきました。Merci !)
キューバものとして、もう1つ、
『7 デイズ・イン・ハヴァナ』
も見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=vvdmPFNVeiY
これは曜日ごとのオムニバスで、
『パリ20区』のローラン・カンテ監督も参加しています。
ドキュメンタリー風のものあり、
ドラマチックなものありで、
なかなか楽しめます。
『ゾンビ革命』に比べると、ずいぶん品がいいです。
キューバと言えば野球ですが、
中には、この野球が作品のテーマに関わっているものもあり、
それにわたしは、グッときました。
キューバは、なかなか魅力的ですね。
2014年7月10日木曜日
2014年7月7日月曜日
『ジェイムズ聖地へ行く』
2004年にアメリカで、
2007年には日本でも公開になった、
『ジェイムズ聖地へ行く』
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=lNxnZe6yBW8
アフリカ出身のジェイムズ(クリスチャン)が、
村の代表として、聖地エルサレムを目指しますが、
イスラエルについた途端、
不法移民として収監されてしまいます。
その後、警察と組んでいるブローカーの男にそこから連れ出され、
不法労働に就くことに。
もちろん、大いに搾取されて。
頭のいいジェイムズは、
この労働の現場で、
しだいに自らも搾取する側に回ってゆき、
エルサレム詣では後回しに。
でも、ついにブローカーと対立し……
19世紀的と言えるような資本主義の構図が、
イスラエルでも横行しているということが、
はっきりわかり、
ユダヤ人国家とはまた別の顔が見えます。
イスラエルが舞台なのに、
ユダヤ性が前面に出ない、
試みのある映画だと思いました。
2007年には日本でも公開になった、
『ジェイムズ聖地へ行く』
見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=lNxnZe6yBW8
アフリカ出身のジェイムズ(クリスチャン)が、
村の代表として、聖地エルサレムを目指しますが、
イスラエルについた途端、
不法移民として収監されてしまいます。
その後、警察と組んでいるブローカーの男にそこから連れ出され、
不法労働に就くことに。
もちろん、大いに搾取されて。
頭のいいジェイムズは、
この労働の現場で、
しだいに自らも搾取する側に回ってゆき、
エルサレム詣では後回しに。
でも、ついにブローカーと対立し……
19世紀的と言えるような資本主義の構図が、
イスラエルでも横行しているということが、
はっきりわかり、
ユダヤ人国家とはまた別の顔が見えます。
イスラエルが舞台なのに、
ユダヤ性が前面に出ない、
試みのある映画だと思いました。
2014年7月6日日曜日
7月6日
俵万智さんの、今日のツイートから。
*****************************
おととい名桜大学の学生さんに話をする機会があって、
そのおり「なぜサラダ記念日は七月六日なんですか?」
という質問が出た。
実際に七月六日だったわけでも、サラダだったわけでもない。
鶏の唐揚げを、ちょっと工夫してカレー味にしたら
「お、これいいな」とボーイフレンドに褒められて嬉しかった。
そんなささやかなことがきっかけで、
こういう気持ちを短歌にしたいと思いました。
でも、鶏の唐揚げじゃヘビー。
もう少し軽やかなものがいいいかなと思いサラダが浮上。
豪華なメインディッシュが美味しいのは当たり前だから、
そうでないサイドのもの、という点も大事。
*****************************
なるほどね~。
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おととい名桜大学の学生さんに話をする機会があって、
そのおり「なぜサラダ記念日は七月六日なんですか?」
という質問が出た。
実際に七月六日だったわけでも、サラダだったわけでもない。
鶏の唐揚げを、ちょっと工夫してカレー味にしたら
「お、これいいな」とボーイフレンドに褒められて嬉しかった。
そんなささやかなことがきっかけで、
こういう気持ちを短歌にしたいと思いました。
でも、鶏の唐揚げじゃヘビー。
もう少し軽やかなものがいいいかなと思いサラダが浮上。
豪華なメインディッシュが美味しいのは当たり前だから、
そうでないサイドのもの、という点も大事。
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なるほどね~。
モーツァルト : ピアノ・ソナタ全集
鬼才、と評されることの多い、アルテュール・スホーンデルヴルト。
今回彼は、フォルテピアノなどを用い、
モーツァルト : ピアノ・ソナタ全集を発表しました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E5%85%A8%E9%9B%86-Schoonderwoerd-fortepiano-clavichord/dp/B00E1SM5NM/ref=pd_cp_m_0
値段だけ見ると高いようですが、
6 枚組なので、むしろ安いです。
そして、
聞きなれた310や457 も、
なんというか、
今までに聞いたことのない響き方をします。
https://www.youtube.com/watch?v=wtlv2dZz1N0
これは楽しめます。
今回彼は、フォルテピアノなどを用い、
モーツァルト : ピアノ・ソナタ全集を発表しました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E5%85%A8%E9%9B%86-Schoonderwoerd-fortepiano-clavichord/dp/B00E1SM5NM/ref=pd_cp_m_0
値段だけ見ると高いようですが、
6 枚組なので、むしろ安いです。
そして、
聞きなれた310や457 も、
なんというか、
今までに聞いたことのない響き方をします。
https://www.youtube.com/watch?v=wtlv2dZz1N0
これは楽しめます。
2014年7月5日土曜日
リバティー、前期終了
昨日は、
明治大学のリバティー・アカデミー、
「フランス語超入門」の最後の授業でした。
やる気のある、サンパな生徒さんたちに恵まれ、
楽しく授業することができました。
来てくださったみなさん、merci beaucoup !
ただ、9回というのは、
過ぎてみればあっという間で、
まだまだやり足りない感じは否めません。
で、
後期も続くことになりました。
もし生徒さんたちが集まってくれて、
開講することができたなら、
また、一緒に楽しく過ごしたいと思っています。
仲良く勉強するのって、ほとんどサイコーです!
明治大学のリバティー・アカデミー、
「フランス語超入門」の最後の授業でした。
やる気のある、サンパな生徒さんたちに恵まれ、
楽しく授業することができました。
来てくださったみなさん、merci beaucoup !
ただ、9回というのは、
過ぎてみればあっという間で、
まだまだやり足りない感じは否めません。
で、
後期も続くことになりました。
もし生徒さんたちが集まってくれて、
開講することができたなら、
また、一緒に楽しく過ごしたいと思っています。
仲良く勉強するのって、ほとんどサイコーです!
2014年7月3日木曜日
『ゴジラ』
今日の「コンテンツ批評」の授業では、
満を持して(?)、
『ゴジラ』を取り上げました。
数あるシリーズの、第一作、
1954年11月に公開された作品です。
『ゴジラ』の発想の源には、
まず『キング・コング』(1933=世界恐慌の直後)があり、
『原子怪獣現る』(1953)があり、
そして1954年3月の、第五福竜丸の被ばく事件があります。
この名作には、
とてもたくさんのコメントを見つけることができますが、
わたしが見た中では、
やはり川本三郎の「ゴジラはなぜ『暗い』のか」と、
加藤典洋の『さようなら、ゴジラたち』とが、
説得力がありました。
ゴジラは、戦死した兵士たちの亡霊であり、
自分たちを忘れたかのようにして繁栄する東京に、
「俺たちを忘れるな」と帰ってきた、というのです。
1954年と言えば、まだ終戦から9年しか経っておらず、
戦争の記憶が生々しかった時代。
そのときに、あの巨体に化身した亡霊が帰ってくる……。
これは、こわかったでしょう。
そして銀座を、議事堂を破壊するゴジラは、
けれども皇居は、避けて通ります。
それは何を意味するのか。
これについても、
いくつかの興味深い解釈が示されていますが、
わたしが一番惹かれたのは、
兵士たちは、死してなお、
天皇(制)の呪縛から逃れられていない、
とするものです。
また、ゴジラはなぜ都市を破壊するのか、
という論考もあり、
そこでは、「都市化=近代化」に対する、
明治以来のアンビヴァレントな感情が渦巻いている、
という説明があり、
これも頷けると感じました。
2014年7月2日水曜日
Quarts de finale
ワールドカップ、
ベスト8が出そろいました。
で、
その顔ぶれを眺めていると……
各チームの公用語はというと、
スペイン語=3
ポル語=1
フランス語=1
ドイツ語=1
オランダ語=1
フランス語+オランダ語=1
という内訳ですが、
そう、英語圏のチームは残ってないんですね。
サッカーするなら、スペイン語!?
ベスト8が出そろいました。
で、
その顔ぶれを眺めていると……
各チームの公用語はというと、
スペイン語=3
ポル語=1
フランス語=1
ドイツ語=1
オランダ語=1
フランス語+オランダ語=1
という内訳ですが、
そう、英語圏のチームは残ってないんですね。
サッカーするなら、スペイン語!?
2014年6月30日月曜日
季節の
このところ、
毎日トウモロコシを食べています。
おいしいです。
しかも1本、100~150円くらいなので、
毎日買うことができます。
枝豆も大好きですが、
こちらはちょっと高いので、
毎日というわけにはいきませんが。
でも、
たまには両方そろう日もあり、
そういうときは、
いい季節だなあ、
と思うのでした。
トウモロコシは、以前はフツーに好きな程度でしたが、
ここ数年、
ズンズン好きになっています。
ただ、もう1つの常食、グレープフルーツは、
とうとうフロリダ産が終わってしまいました。
南ア産は、
やはりフロリダ産とは大きな差があります。
(見かけは立派なんですが。)
また秋の終わりまで、
グレープフルーツとは、
しばしのお別れです。
毎日トウモロコシを食べています。
おいしいです。
しかも1本、100~150円くらいなので、
毎日買うことができます。
枝豆も大好きですが、
こちらはちょっと高いので、
毎日というわけにはいきませんが。
でも、
たまには両方そろう日もあり、
そういうときは、
いい季節だなあ、
と思うのでした。
トウモロコシは、以前はフツーに好きな程度でしたが、
ここ数年、
ズンズン好きになっています。
ただ、もう1つの常食、グレープフルーツは、
とうとうフロリダ産が終わってしまいました。
南ア産は、
やはりフロリダ産とは大きな差があります。
(見かけは立派なんですが。)
また秋の終わりまで、
グレープフルーツとは、
しばしのお別れです。
2014年6月28日土曜日
祝! アルジェリア・チーム!
アルジェリアが、はじめてグループリーグを突破しました。
メディは、きっと大喜びしているでしょう。
そして、アルジェリアを応援しよう、と言っていたイザベルも。
よかったですね!
そして、
(これは高い確率とは言えないかもですが)
アルジェリアがドイツに勝って、
フランスがナイジェリアに勝てば、
フランス対アルジェリア、が見られます。
ちょっとドキドキします。
(でも、ドイツは強い……)
メディは、きっと大喜びしているでしょう。
そして、アルジェリアを応援しよう、と言っていたイザベルも。
よかったですね!
そして、
(これは高い確率とは言えないかもですが)
アルジェリアがドイツに勝って、
フランスがナイジェリアに勝てば、
フランス対アルジェリア、が見られます。
ちょっとドキドキします。
(でも、ドイツは強い……)
2014年6月27日金曜日
『ゾンビ革命』2
で昨日の続きですが、
たとえばこの映画を、
「キューバ人」をテーマとしている作品だと考えてみると、
わりと視界が開けるようです。
というのも、主人公フアンは、
ふだんはキューバ人らしく(?)、わりとグータラしてるのですが、
ゾンビたちが出現した危機には、
とてもしぶといサヴァイヴァーとしての能力を発揮します。
そしてその方法は、基本的にローテクなんですが、
同時に、金儲けにもつなげてみせるあたり、
いい意味でしたたかだと言えるのでしょう。
彼は、キューバ人が持つとされる、
サヴァイヴする能力を体現しているようです。
一方ゾンビたち、彼らもまた、
キューバ人のアレゴリーであるようです。
というもの、いわばマンネリ状態に入った社会主義政権下において、
やや思考停止的な状態に入る部分が、
キューバ人にはないとは言えないからです。
しかもゾンビたちは、革命広場に集まったりします。
この場所は、政府が主導するデモが行われる場所なのです。
政府の言いなりに、デモに参加する人々は、
ゾンビ的だと言えるのかもしれません。
そしてそれもまた、キューバ人の一面であるわけです。
(学生情報によれば、
一般にゾンビたちは、ショッピングセンターに集まるそうです。
それはそこに人間たちがいるからであり、
また、人間だった時の習慣が残っているからだ、
と説明されます。)
B級映画なんですが、
キューバを足掛かりに、
スペイン、アメリカ、ロシア、アンゴラまで話が広がり、
とても面白い授業でした。
たとえばこの映画を、
「キューバ人」をテーマとしている作品だと考えてみると、
わりと視界が開けるようです。
というのも、主人公フアンは、
ふだんはキューバ人らしく(?)、わりとグータラしてるのですが、
ゾンビたちが出現した危機には、
とてもしぶといサヴァイヴァーとしての能力を発揮します。
そしてその方法は、基本的にローテクなんですが、
同時に、金儲けにもつなげてみせるあたり、
いい意味でしたたかだと言えるのでしょう。
彼は、キューバ人が持つとされる、
サヴァイヴする能力を体現しているようです。
一方ゾンビたち、彼らもまた、
キューバ人のアレゴリーであるようです。
というもの、いわばマンネリ状態に入った社会主義政権下において、
やや思考停止的な状態に入る部分が、
キューバ人にはないとは言えないからです。
しかもゾンビたちは、革命広場に集まったりします。
この場所は、政府が主導するデモが行われる場所なのです。
政府の言いなりに、デモに参加する人々は、
ゾンビ的だと言えるのかもしれません。
そしてそれもまた、キューバ人の一面であるわけです。
(学生情報によれば、
一般にゾンビたちは、ショッピングセンターに集まるそうです。
それはそこに人間たちがいるからであり、
また、人間だった時の習慣が残っているからだ、
と説明されます。)
B級映画なんですが、
キューバを足掛かりに、
スペイン、アメリカ、ロシア、アンゴラまで話が広がり、
とても面白い授業でした。
2014年6月26日木曜日
『ゾンビ革命』
今日のコンテンツ批評の授業では、
この
キューバ映画を取り上げました。
https://www.youtube.com/watch?v=u-mwk8p28FQ
なんと、ゾンビ映画!
そして臨時講師は、
キューバ帰りのOさんです。
さまざまな場面の場所を特定してくれて、
また、背景に映り込んだ
(正確には、映り込むように計算された)
建物なども教えてくれて、
すご~く面白かったです。
Oさん、ありがとう!
(明日へ続く)
この
キューバ映画を取り上げました。
https://www.youtube.com/watch?v=u-mwk8p28FQ
なんと、ゾンビ映画!
そして臨時講師は、
キューバ帰りのOさんです。
さまざまな場面の場所を特定してくれて、
また、背景に映り込んだ
(正確には、映り込むように計算された)
建物なども教えてくれて、
すご~く面白かったです。
Oさん、ありがとう!
(明日へ続く)
2014年6月23日月曜日
フランス映画祭
ヴァンサン・ランドン、
カリン・ヴィアール、
ダイアン・クルーガー、
サラ・フォレスティエ……
好きな俳優tたちが並んでいます。
http://unifrance.jp/festival/2014/films/
Fly me to the moon、
ちょっと軽そうですが、
ヒットするんでしょうねえ。
カリン・ヴィアール、
ダイアン・クルーガー、
サラ・フォレスティエ……
好きな俳優tたちが並んでいます。
http://unifrance.jp/festival/2014/films/
Fly me to the moon、
ちょっと軽そうですが、
ヒットするんでしょうねえ。
2014年6月22日日曜日
『記憶のゆきを踏んで』
クッツェーやアディーチェなどの翻訳で知られるくぼたのぞみさんは、
詩人としての顔も持っています。
そのくぼたさんの、「22年ぶりの」詩集が刊行されました。
タイトルは、
『記憶のゆきを踏んで』
です。
この詩集が生まれたいきさつについては、
くぼたさんご自身が書かれています。
http://www.suigyu.com/sg1406.html#14
そうなんです、
この詩集には、きりりと冴えた北国の空気が満ちています。
畑をたがやしていたことがある
石狩川の流域で
父と母は半日たがやし
祖母たちは終日たがやし
少女には たがやすよりも
ほぐれた土を手のひらですくい
地面にこぼして遊んだ記憶
そして少女は、「黄金色の豆のつぶ」を、
浅い穴に落としてから、そこに
「篩にかけた黒土を
さらさらとまぶして」ゆきます。
そこには、「温かい山羊の乳房に触れるような」
やわらかな喜びがあります。
村のくうきには だが
そんなやわらかさはなくて
いみにみてろよ
と出奔する少女 海峡を渡り
目くるめくネオンとコンクリの街へ
そして少女が、
その時にはただ名前を聞いて通り過ぎただけの土地の名が、
2011年、
今はもう大人になった「少女」の前に、
記憶の底から立ち現われます。
そしてその再会の果てで、
「少女」は、
新しい「言葉」と出会うのです。
http://www.amazon.co.jp/%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%AE%E3%82%86%E3%81%8D%E3%82%92%E8%B8%8F%E3%82%93%E3%81%A7-%E3%81%8F%E3%81%BC%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%BF/dp/4900997439/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1403400985&sr=1-1&keywords=%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%AE%E3%82%86%E3%81%8D%E3%82%92%E8%B8%8F%E3%82%93%E3%81%A7
2014年6月21日土曜日
5 - 2
いやあ、強かったですね、今日のフランス。
「フランス」応援しようとは思わないものの、
ベンゼマ、マテュイディ、サコ、ポグバ、ジルー、ヴァルビュエナ……
魅力ある選手たちが多いのは間違いありません。
そして若い選手が多いもの、
この魅力を強めています。
ポグバやヴァランヌ、そしてグリズマンたちが、
今後どんな選手に成長してゆくのか、
それはとても楽しみなことです。
そして日本チーム。
辛口で知られるセルジオ越後さんは、
ギリシャ戦後にこんなコメントを出しました。
「これが実力だ。(……)
日本はどの国よりも未熟で、どの国よりも走っていないし、迫力がない。
にも関わらず、一番期待されている国だ。
海外組ブランドが喧伝され、選手たちは大スターのように扱われてきた。
ヌルい親善試合と、
本当のことを言おうとしないメディア。
強化よりも興行に気を取られてきた結果、
自分たちの実力が実態以上に大きく見えるようになってしまった。
しかし、現実は隠せないということだ」
「『自分たちのサッカー』がどうこうというフレーズが騒がれているけど、
一つ答えを出すとすれば、
今日のこの試合で見せたプレーが、
まさに『自分たちのサッカー』だよ(……)」
多くの人が、
こう感じているのではないでしょうか。
「フランス」応援しようとは思わないものの、
ベンゼマ、マテュイディ、サコ、ポグバ、ジルー、ヴァルビュエナ……
魅力ある選手たちが多いのは間違いありません。
そして若い選手が多いもの、
この魅力を強めています。
ポグバやヴァランヌ、そしてグリズマンたちが、
今後どんな選手に成長してゆくのか、
それはとても楽しみなことです。
そして日本チーム。
辛口で知られるセルジオ越後さんは、
ギリシャ戦後にこんなコメントを出しました。
「これが実力だ。(……)
日本はどの国よりも未熟で、どの国よりも走っていないし、迫力がない。
にも関わらず、一番期待されている国だ。
海外組ブランドが喧伝され、選手たちは大スターのように扱われてきた。
ヌルい親善試合と、
本当のことを言おうとしないメディア。
強化よりも興行に気を取られてきた結果、
自分たちの実力が実態以上に大きく見えるようになってしまった。
しかし、現実は隠せないということだ」
「『自分たちのサッカー』がどうこうというフレーズが騒がれているけど、
一つ答えを出すとすれば、
今日のこの試合で見せたプレーが、
まさに『自分たちのサッカー』だよ(……)」
多くの人が、
こう感じているのではないでしょうか。
2014年6月19日木曜日
雑種
今日の朝日新聞に、
歴史学者である入江昭氏のインタヴューが掲載されていました。
「最近の歴史学は大国の関係、領土問題やパワーゲームだけに注目するのではなく、多国籍企業やNGO、宗教団体などの非国家的存在や、国境を越えた人間のつながりに重きを置いています」
そして、
「人も社会も『雑種化』してゆく。これからの世界に希望があるとしたら、そこだと思います」
と語っています。
これって、これと似てません?
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/12/batard.html
歴史学者である入江昭氏のインタヴューが掲載されていました。
「最近の歴史学は大国の関係、領土問題やパワーゲームだけに注目するのではなく、多国籍企業やNGO、宗教団体などの非国家的存在や、国境を越えた人間のつながりに重きを置いています」
そして、
「人も社会も『雑種化』してゆく。これからの世界に希望があるとしたら、そこだと思います」
と語っています。
これって、これと似てません?
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/12/batard.html
『銀河鉄道の夜』@お茶の水
管さんのブログからコピペします。
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7月20日(日)、明治大学アカデミーホール(お茶の水)で
朗読劇『銀河鉄道の夜』の東京特別公演を開催します。
http://bookandbeer.com/blog/news/milkyway-railway/
これまでの総決算のつもりで、
未曾有の音の劇、声の舞台を作り上げます。
1000人規模のホールですが、
特別の機材を準備し、映画館なみの音響を確保。
チケットは6月1日発売、下北沢B&Bのサイトからどうぞ。
これまで見ていただく機会のなかったみなさん、
ぜひ見にきてください、聴きにきてください。
**********************************************
ぜひ!
2014年6月17日火曜日
I knew it !
数か月前の本ですが、
こんな書評があります。
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014030200005.html
「ハイパーグローバリゼーション、
民主主義、
そして国民的自己決定の三つを、
同時に満たすことはできない」
こんな書評があります。
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014030200005.html
「ハイパーグローバリゼーション、
民主主義、
そして国民的自己決定の三つを、
同時に満たすことはできない」
2014年6月16日月曜日
Pual Pogba on twitter
期待の星、ポール・ポグバ。
今日はふくらはぎを踏みつけられ、
そのあとは相手をひっくり返してましたが。
(でさらに、相手がゴール前でタックルしてきて、
彼は退場、ポグバにはPKが。)
そのポグバのツイッター、
ちょっとおもしろいかも。
https://twitter.com/paulpogba
今日はふくらはぎを踏みつけられ、
そのあとは相手をひっくり返してましたが。
(でさらに、相手がゴール前でタックルしてきて、
彼は退場、ポグバにはPKが。)
そのポグバのツイッター、
ちょっとおもしろいかも。
https://twitter.com/paulpogba
"Benzema : enfin !"
ほとんど3点、でしたね。
ベンゼマ、ついに本当のスターに!?
https://fr.sports.yahoo.com/video/benzema-enfin-002639776.html
そしてベンゼマ、さらにデシャンのインタヴュー。
« On se met toujours des objectifs dans la tête mais l'objectif était de faire un bon match collectivement, gagner et jouer mon football sans pression. C'est ce que j'ai fait ce soir. Je suis très content et très fier mais le plus important c'est la victoire. Je suis attaquant, certains me jugent sur le nombre de buts marqués mais moi je le fais sur la manière et je suis content parce que ce soir on a très bien joué. »
« On a été patients. On a eu des occasions, avec les deux barres en première période. C'est un très bon début. On avait fait des bonnes choses pendant la préparation, mais là, c'est la compétition. Gagner aujourd'hui, c'est un très bon départ. On va apprécier cette victoire. Gagner 3-0 en Coupe du monde, ce n'est jamais évident. On l'a bien fait. Le plaisir est total en football quand il y victoire au bout. Félicitations à eux. On va récupérer et remettre ça dans cinq jours. »
ゴールの数じゃなく、一番大事なのは勝利だ、とベンゼマ。
彼らは素晴らしかった、とデシャン。
次が楽しみです。
ベンゼマ、ついに本当のスターに!?
https://fr.sports.yahoo.com/video/benzema-enfin-002639776.html
そしてベンゼマ、さらにデシャンのインタヴュー。
« On se met toujours des objectifs dans la tête mais l'objectif était de faire un bon match collectivement, gagner et jouer mon football sans pression. C'est ce que j'ai fait ce soir. Je suis très content et très fier mais le plus important c'est la victoire. Je suis attaquant, certains me jugent sur le nombre de buts marqués mais moi je le fais sur la manière et je suis content parce que ce soir on a très bien joué. »
« On a été patients. On a eu des occasions, avec les deux barres en première période. C'est un très bon début. On avait fait des bonnes choses pendant la préparation, mais là, c'est la compétition. Gagner aujourd'hui, c'est un très bon départ. On va apprécier cette victoire. Gagner 3-0 en Coupe du monde, ce n'est jamais évident. On l'a bien fait. Le plaisir est total en football quand il y victoire au bout. Félicitations à eux. On va récupérer et remettre ça dans cinq jours. »
ゴールの数じゃなく、一番大事なのは勝利だ、とベンゼマ。
彼らは素晴らしかった、とデシャン。
次が楽しみです。
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